April 20, 2006

「しがまっこ溶けた」

金正美さんと詩人桜井哲夫さんの交流、こんな出会いがあり、それを知る事が出来てちょっとラッキー。はたからみたら相当悲惨、でも、桜井さんのこの境地、こっちが幸福感でいっぱいになるという事は、彼はそうとう幸福なのだろう。
「天の職」お握りとのし烏賊と林檎を包んだ唐草模様の紺風呂敷を
しっかりと首に結んでくれた
親父は拳で涙を拭い低い声で話してくれた
らいは親が望んだ病でもなく
お前が頼んだ病気でもない
らいは天が与えたお前の職だ
長い長い天の職を俺は素直の務めてきた
呪いながら厭いながらの長い職
今朝も雪の坂道を務めのために登りつづける
終わりの日の喜びのために(第一詩集「津軽の子守唄」より」


「桜吹雪の入学式」

4月3日、国際基督教大学の桜並木はもう別世界に迷い込んだよう。満開で強風に花びらが舞っている。足が前に進まない、すごい景観。風邪で熱がある娘が心配で入学式にでかけた。スクリーンに映し出される新入学生たち。学部ごとに一人一人名前を呼ばれる。パッピ姿でアピールする生徒や派手な声で返事をする生徒もいて、笑いがもれる。娘の番になった、あっ、声はすれど、前方の2人の陰になりまったく姿が見えなかった。学長の挨拶がよかった。「世界平和の実現に奉仕する、責任ある地球市民を送り出す」
私の理想そのものではないですか、4年間楽しんでがんばってね!