April 20, 2006
「しがまっこ溶けた」
金正美さんと詩人桜井哲夫さんの交流、こんな出会いがあり、それを知る事が出来てちょっとラッキー。はたからみたら相当悲惨、でも、桜井さんのこの境地、こっちが幸福感でいっぱいになるという事は、彼はそうとう幸福なのだろう。「天の職」お握りとのし烏賊と林檎を包んだ唐草模様の紺風呂敷を
しっかりと首に結んでくれた
親父は拳で涙を拭い低い声で話してくれた
らいは親が望んだ病でもなく
お前が頼んだ病気でもない
らいは天が与えたお前の職だ
長い長い天の職を俺は素直の務めてきた
呪いながら厭いながらの長い職
今朝も雪の坂道を務めのために登りつづける
終わりの日の喜びのために(第一詩集「津軽の子守唄」より」
Comments
細川英輔:
「よい出逢いに感謝」ですね。わたしも、たくさんのひとと出逢い、人間関係をふかめ、つむぎあい、人生をゆたかなものにしたいと思っています。
(April 20, 2006 20:04:09)
k-kaori:
とてもいい本です、まだでしたら、ぜひお薦めします、たしか少し前の「DAYS」にも出てましたよ
(April 20, 2006 21:02:55)
細川英輔:
ぜひ読みたいです。なじみの本屋に注文します。本の題名は、第一詩集「津軽の子守唄」ですか。著者は金正美さんと桜井哲夫さんでよいのですか。出版社はどこですか。よろしかったらおしえてください。
(April 22, 2006 16:15:48)
k-kaori:
細川さん、しばらくブログをお休みしていたので、返事がおそくなってごめんなさい。本文の金正美さんのところをクリックすると紹介記事が出てきます。その中に「2002年7月、NHK出版より「しがまっこ溶けた〜詩人桜井哲夫との歳月」を出版。」とあります。まだ取り寄せていないようでしたらぜひよろしく!
(May 06, 2006 20:28:41)
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