February 27, 2006

読み芝居とは?

演劇倶楽部「座」の「おたふく」(山本周五郎原作)を観た。
“元祖てんねん”って感じのおしずを筑前琵琶奏者の上原まりさんが丁寧に演じていて好感がもてた。高い声がぜんぜんじゃまにならない。ナレーターが舞台の前方で本の「地の文」を読む、役者は台詞を言う、まるっきり原作に忠実に。これを「読み芝居」というのだそうだ。なかなかおもむきがあって面白い。…そして、これをひとりでやるのが講談なのですわ、うふふ。鍛えられた声で地の文を読むのは主催者の壤晴彦さん。劇団を維持するのは大変でしょうががんばってください。私も毎回観に行きます!それにしても山本周五郎の作品は殺伐としすぎた今の時代にとても新鮮、心が潤い人に優しく接したくなる。もう一度周五郎を読み返してみよう!

Posted by k-kaori at 18:13:18 | from category: Main | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
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