October 22, 2012

3度目の松本、坐禅断食道場

7日の池田町公演の際に宿泊させてもらった野口法蔵師の指導のもと、松本市は美ヶ原温泉で半年ぶり、3度目の「坐禅断食道場」、今回は下の娘も一緒。紺の作務衣を着た娘は上手に足を組む。なかなか決まっている。私も組んでみたが右足がしびれてしまい、2回目からは正座。今回も定員いっぱいの45名の参加。昨年10月にご一緒した方々もいて、なつかしく挨拶。何人かはその後公演にもきてくれている。
初日はいつも頭がさえて眠れない。というか、ビールが入ってないからか(笑)

 2日目は一日9回も坐禅を組むので結構しんどいが、午後から2時間の講話の時間があり、参加者や法蔵師からいいお話が聞ける。今回は私のも声がかかり、「人と文化ネットワーク」シンポジウムの案内や福島の現状などを話させてもらった。途中、「チェルノブイリの祈り」のさわりも紹介、重たい雰囲気になったので「フラガール」もちょっと。なんと一時間もしゃべってしまいました(笑)
 いよいよ法蔵師の講話。曰く、人間の病気は「ストレスと思考」同じことをなんども考えているとNK細胞、ナチュラルキラーを落とす。脳に支配されないのは腸だけ。腸の脳が脳を変える。神経系統が変わる。身体を変え、脳を変えると勘が冴える。これが「悟り」に繋がる。法蔵師は9時に寝て3時に起床、10キロ離れた滝で「滝行」。秋から冬に向かうこの時期が辛いと言う。だが「般若心経」を唱えると身体が勝手に動くという。途中のお堂で五体投置を繰り返し10時に帰宅、そして食事。肉魚は取らない。法蔵師はその昔、一日10時間の五体投置を10年間も繰り返した方だ。その後、断食指導に。1年に120日断食されている。大勢の中にあって、法蔵師だけはまるで輪郭があるようにくっきりと浮かび上がる。これを「オーラ」というのだろうか…。
 3日はいよいよ待ちにまった「明けの食事」、野菜のおいしさに涙が出そうになる。7日に主催してくれた小林瞳さんが来てくれて、松本民芸館に案内してもらい心身ともに文字通りリフレッシュ。
復興予算のでたらめな使い方、ほったらかしの福島の子ども達の健康、大間原発建設再開、などなど人間業とは思えない現実に私の頭はストレスだらけ、「なぜ?どうして?」同じことをぐるぐると思考している。しかし、免疫を落としている場合ではない!ヤケ食い、ヤケ飲みはしばし返上、小食で踏ん張ろうと、高速バスから長野の見事な風景を目に焼き付けて帰宅した私でした。

Posted by k-kaori at 07:53:06 | from category: Main | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
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