June 01, 2011

福島の高校生の声

本来はいわきの泉小学校で教育実習の予定だったが、今度の震災で近くの小学校へ通い始めた次女、昨日の運動会で日焼けして腕があかくなっていた。
たった一日の晴れ間できょうはまた雨。6月になった。11日で大震災から、
原発事故から3ヶ月目を迎える。そして放射能は漏れ続け汚染し続けている。
すでに福島県内の園児、学生達が転園、転校で2万人以上が県外へ避難したそうだ。福島県内の学校では衣替え後も長袖を着ることになった。運動会も命がけでしなければいけない。万が一汚染された土壌からのほこりでセシウム137を吸い込んで内部被爆したら、体内で染色体を壊し続け4、5年後から癌を発症しかねないのだから。

朝日新聞「声」欄に定時制高校教員(44歳)のこんな投稿が載っていた。
(授業で原発のことに触れた。「3号機が不調のようだね」と言うと、4年の男子生徒が怒ったようにこう言った。「いっそのこと原発なんて全部爆発しちまえばいいんだ!」
 内心ぎょっとしつつ、理由を聞いた。「だってさあ、先生、福島市ってこんなに放射能が高いのに避難区域にならないっていうのおかしいべした(でしょう)。これって、福島とか郡山を避難区域にしたら、新幹線を止めなくちゃなんねえ、高速を止めなくちゃなんねえって、要するに経済が回らなくなるから避難させねえってことだべ。つまり俺たちは経済活動の犠牲になって見殺しにされているってことべした。俺はこんな中途半端な状態は我慢できねえ。だったらもう一回ドカンとなっちまった方がすっきりする」
 こういう絶望の声は他の生徒からも聞く。震災でアルバイトを失った2年生は吐き捨てるように言った。「なんで俺ばかりこんな目に遭わなくちゃなんねんだ。どうせなら日本全部が潰れてしまえばいい!」
 一教師として応える言葉がない。ぐっと堪えながら耳を澄まし、高校生がこんな絶望感を与える政府に憤りを覚える。)

水素爆発後、すぐに10日ぐらい避難すればこどもたちは大量の被爆をしないですんだのに。放射能汚染地図を発表せず、2ヶ月もたってから
1、3、2号炉がメルトダウンしていたと発表した(知ってたけど)政府。穴があいたばけつに水を入れれば底からでていくと幼稚園児でもわかるのに。日本の優秀な学者たちや原発設計者のアドバイスに従わず、事態を尚悪化させて、おろおろしている東京電力。作業員の必死の活動も追いつかない状態。
福島県の青年達の未来を暗澹たるものにした政府。彼らの率直なこの声を政府は経済を優先して切り捨てる。考えてみてほしい。「経済」とは「命」より大切なものなのか。

Posted by k-kaori at 11:18:00 | from category: Main | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
Comments

時雨恵:

真実と事実は違う
日本中が雨漏りしてる
岸部一徳さんのいわき弁は最高
本人は京都の方でしょう・・
うちの子たもいわき弁話せますよ

★染色体・・怖いなあ
夢語っていいかな
病院つくろうかな
世界中から名医連れてこよう★
赤ひげいないかな
(June 02, 2011 21:31:50)

時雨恵:

真実と事実は違う
日本中が雨漏りしてる
岸部一徳さんのいわき弁は最高
本人は京都の方でしょう・・
うちの子たもいわき弁話せますよ

★染色体・・怖いなあ
夢語っていいかな
病院つくろうかな
世界中から名医連れてこよう★
赤ひげいないかな
(June 02, 2011 21:31:52)

k-kaori:

岸辺一徳さんのいわき弁、必ず拍手が来るんですよ、とにかく
福島は厳しい現実、免疫力を高めて、身体を鍛えて、気持ちをしっかりもつ。その為にも仲間を増やしたいですね。
(June 06, 2011 11:31:14)
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