June 06, 2008

「フツーの仕事がしたい」

「フツーの仕事がしたい」セメント輸送の運転手が長時間、低賃金労働を強いられてひとりで組合に入り闘うドキュメントを観た。
500時間のも残業、深夜の仕事、睡眠時間も取れず、車の中で仮眠、お風呂にも入れず、食事もままならない。こんな生活は現実にあるなんて!!まさしく現代版「蟹工船」。
とても身体が持つわけがない。それが普通だとおもっていた皆倉さん37歳は、ほどなく小腸に穴があき、クローン病まで併発して半年間仕事をやすまざるを得なかった。挨拶で今の自分があるのは組合のおかげ、苦しんでいる仲間にもぜひ組合に入ってフツーの仕事をしてもらいたいと思いやりをしめす。
この映画には会社側の登場人物のキャラがたっていて、それが笑いを呼ぶのがなんとも面白いです。そして、なによりもユニオンの人達の知恵と団結力が力を発揮するのが頼もしく、元気が出てくる映画でした。



Posted by k-kaori at 11:37:03 | from category: Main | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
Comments

りん:

自分も見ました。
何か泣けました。何で泣けたのか分からんのですが、いつの間にか拳をにぎりしめて
いた。
(June 06, 2008 19:59:37)

土屋トカチ:

監督の土屋です。
神田さん、昨日はありがとうございました。

余談ですが、神田さんの講談「チェルノブイリの祈り」を数年前に撮影させていただいたことがあります。あの時はお世話になりました。
こんな講談があるのか!と、度肝を抜かれました。あの感覚は、忘れることができません。
僕の故郷は、福井県の原発銀座が近い町です。原発PR映像の仕事だけは、絶対しないと心に決めているので、実際に断ったこともあります。(当時お金には困りましたが・・・)

今後とも、よろしくお願い致します。
(June 06, 2008 23:06:17)

k-kaori:

りんさん、土屋さん、コメントありがとうございます!
8日午後の秋葉原の惨事、容疑者は派遣労働者、映画をみたあとだったので、身につまされました。犠牲者の皆さんの冥福を祈りつつ絶望層を生み出す世の中こそ元凶だという思いを強くしました。

「チェルノブイリの祈り」ではお世話になりました。原発映像をお断りになったのは賢明でしたね、これからもいいお仕事期待しています!
(June 11, 2008 21:42:03)
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