July 13, 2016

参院選、高江工事再開、「避難の共同センター」そして佐久間忠夫さん

参院選の結果は、自公とおおさか維新の会などの改憲勢力が非改選と合わせて憲法改正の国会発議に必要な3分の2議席以上を確保。安倍首相、憲法改正について一度も言及することなく、「争点隠し」のだまし討ちで勝利して「しめしめ今回もうまくいった」と喜んでいる事でしょう。情けない。メディアもだんまりを決め込んで終わってから 選挙の争点が「憲法改正」であることを全面に打ち出し、「憲法改正発議可能に」「野党共闘ふるわず」などとふざけているし。でも、沖縄と福島で大臣が落選。東北はほとんど野党共闘が勝利し、新潟では森さんがわずか2000票?差の奇跡的な大勝利!鹿児島県知事選では三反園さんが勝利。ポイントは押さえてある。だからそれほど落ち込んではいないのだが、安倍政権は翌日12日の早朝から高江のヘリパッド工事再開した。沖縄の民意を全く無視して、よくも島尻を落としたな、という報復としか思えない。県民に対しこれほど酷い仕打ちはあろうか。1月末に高江を訪問した時の皆さんの心中を思うと言葉もない。そもそもなぜ6箇所ものヘリパッドが必要なのか、そこから見直さなければならないはずだ。

12日は参議院銀会館 「避難の共同センター」設立集会が開かれて私も参加した。自主避難者の住宅支援を来年には打ち切るという、原発事故さえなければ避難などしていない方々に対してこの仕打ち。納税者でありながら沖縄、福島はなぜここまで人権を踏みにじられなければならないのだろうか。13日、30年前の講談「人材活用センター訪問記」の主人公、「新鶴見人活センターの牢名主佐久間忠夫55歳!」佐久間さんが亡くなられ江古田葬祭場へ。参院選投票日の朝、看護師の娘さんに看取られ眠るように息を引き取られたと。「人らしく生きる」時ととしての尊厳を守る為、闘い続けた佐久間さん、お疲れさまでした。これからも見守ってください。合掌。