April 21, 2011

福島の子ども達が!

年間1マイクロシーベルト以上放射能を浴びては行けない決りだったのに、
突然、その20倍まで大丈夫になってしまった。こんな勝手が許されるの?
しかも放射能の影響を受けやすい子どもにまで。福島のいくつかの園児、小中学校の子ども達は一日一時間しか外遊びできないなんで。土誇りがたったら窓をしめる。砂が口に入ったらうがいをする。これでこどもが育ちますか〜〜
政府は福島の子どもをモルモット扱いしています。
東電自信が危惧しているように、まだまだ水素爆発の危険がある原発、事故が拡大し、汚染がふえたらどうするのですか。子ども達だけでも、疎開させてほしい!

菅総理は22日午前0時に半径20キロ圏内を「警戒区域」に指定する。
どうしても家にいたい人たちをどうするのですか。

数年前おとずれたベラルーシの立ち入り禁止地域へ10分だけ入ったときを思い出す。だれもいないはずの村に一人のおばあさんが生活をしていた。活気にあふれた昔の村の様子を語ってくれた。週一回食料を積んだ車がくるといっていた。そうした生活が、福島原発20キロ圏内で始まるのだろうか…。

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大人は子供たちを被ばくさせたがっている・・・
(平成23年4月20日 午後8時 執筆)武田邦彦
http://takedanet.com/2011/04/post_faf5.html

●「雄々しく放射線に立ち向かう」というのが立派なことだろうか?
 なにか戦前を思わせる.放射線が人体に害があるというのは国民的コンセンサスなのに、なぜ急変して「我が身を放射線に曝すのが格好いい」となり、「ついでに子供も被ばくさせてしまえ」という自爆主義は許されるのだろうか?
●60の爺さんが「大丈夫」とパフォーマンスをして、その野菜を子供が食べるというのはどういう意味があるのだろうか?
現在のように全体的に汚染されているときには、思い切って汚染地域の農作物は捨て
るのが正しい。無理して放射性物質を含む野菜を食べなくても良いのに、なぜ出荷するのだろうか?
●なぜ、給食に地産地消を強調するのだろうか?
子供は給食を拒否できない.拒否できないものに放射性物質を使うのは許されない.食を供給する人は「上司」の命令を聞いてはいけない.単純に子供の健康だけを考えることができる。栄養士は「専門職」である。上司はいない。栄養士の人、立ち上がってください!
●福島が汚染されたのは福島の人の責任だろうか?
福島の人は「福島が汚染された」と言われるのをいやがる。でも、福島を汚したのは
福島人ではないのに、なぜいやがるのだろうか?
福島市を汚したのは国と東電なのに.
●東電のミスを福島の子供に転嫁するのは正しいのだろうか?
福島県は福島の子供を避難させない。これは「東電のミスを福島の子供の被ばくで贖
う」ということだ。福島の親がそれで良いというなら仕方が無いが、放射線は子供や
若い女性に厳しい。私は可哀想に思う.
●被ばくしている児童生徒を疎開させるのは面倒なのだろうか?
文科省は子供に20ミリという高い放射線をあびさせている。疎開させれば無事なのに、なぜ子供達を被ばくさせたいのだろうか?まるで戦時中の竹槍精神を思い起こす.先生方、立ち上がってください!
●東電のミスで汚染された食材を消費者に転嫁するのが魂のある農業だろうか?
農家こそ、「消費者が安心して食べることができる食」を提供してきたのではないか。今後も農薬が付いていても「基準以下」なら出荷するのか? 無農薬とか言っていたあれは何だったのか? 
農家の方、立ち上がってください!
●なぜ、福島の大人は子供を被ばくさせたいのか?
なぜ、福島の大人は子供を疎開させないで被ばくさせたいのだろうか? なぜ、安全委員会でも10ミリまでと言っているのを20ミリも被ばくさせるのだろうか? 保護者とはそんなに子供に権利があるのだろうか?
●放射線に高いところの人はなぜ、避難しないのだろうか?
放射線の障害は20年かかる遅発性が多い.一生に一度しかないのだから数ヶ月でも避難すれば良いのに。
● なぜ、突然、放射線が安全になったのだろうか?
今までの放射線の法規制、専門家の意見はいったい何だったのか? 「ちょっとでも危険な放射線」と言っていた専門家は、なにが変わって「いくらでも良い放射線」に豹変したのだろうか?