January 19, 2007

講談の醍醐味

日本橋亭初席。客数60弱。私がこの世界に入った25年前は連日ひとけただったとこを思うとずいぶん増えたもので驚いてしまう。お客さん、結構お笑いになるから、落語と間違えてきているのかもなんてちらりと思ったりしたが、トリの貞水先生「薊小僧梅吉」講談ならでは、彼ならではのすごい迫力で、前のめりになり、のりにのって一時間近くの熱演。これは落語にはない講談の醍醐味だ。高座の後ろでは若手たちが正座して聞き入っている。終わる事にはしびれて立ち上がれないくらい。立派な先輩、まじめな後輩、講談の未来は結構明るいかも?