June 30, 2017

クラブのママ役、中村敦夫「線量計が鳴る」

6月25(日)
増山麗奈監督「ベーシックインカム元年」の主人公、ようこのバイト先のクラブシーン撮影。まず、増山さんのHPからボーシックインカムとは?
「ベーシックインカム(基本所得保障)とはどういったものか知っていますか。
政府が国民の生活を最低限保障することを目的に、年齢・性別等に関係なく、一律で現金を給付する仕組みです。
現在の日本には、既に様々なかたちの社会保障制度があります。病院で診察を受ける際の健康保険から医療費が給付されていたり、失業した際には、失業保険があるなど、私たちの「いざ」という時をサポートしてくれています。
ベーシックインカムは、これらのような特定の事情が生じた時でなくても、全ての人が平等に給付を受けられる制度になっています。
また、人工知能によって、今後10年で、5割がら7割の仕事がなくなると予測されていることからも、ベーシックインカムの導入が、世界的に検討されています。果たしてそんな制度は実際に成り立つのでしょうか。」

 世界中で広がっているベーシックインカム、格差社会となってしまった日本でもぜひ実現してほしいと思ってます。

 さて、私はクラブ「さおり」のママ、40歳になったようこに「40過ぎたら時給下げるきまりなのよ〜」なんて結構いじわるをいうのだ。
監督が「タバコ吸おう〜」といってくれて、間を取りながら言いにくいセリフをいうことができました(笑)

講談サロンの織福さんが助平な(笑)お客役を好演。織峯さんも出演、サロンのお二人映画デビューです!
それにしても、女の子たち、可愛くて、なんか、本物のママさんなになりたくなったりした一日でした。


29(木)
中村敦夫さんの朗読劇、元原発技術者のモノローグ「線量計が鳴る」を観てきました。会場は笹塚ボールの4階ホール、70人の定員を超え100人近く、熱気ムンムンでした。主催者の挨拶と休憩を入れて約2時間、一人で1時間35分語りっぱなし!声も姿勢も良く、とにかくカッコイイ77歳です。
 敦夫さんはいわきに住んでいたこともあり言葉訛りがとても自然。こういう朗読芸では訛りがいかに重要か思い知らされました。
 元原発技術者が実は原発について事故が起きるまで詳細を知らなかったと反省、一から学習していきます、原爆から「平和利用」の原発へ、中曽根や正力松太郎の登場、天下の悪法電源三法、電気事業法、総括原価、原子力損害賠償法などなど大手電力会社と周辺に群がる輩に税金ががっぽり入ってくる仕組み。
 元技術者の語り部が体験を入れながら順を追って学んでいくから、とても分かりやすいのです!専門用語など聞いただけでは分かりにくい言葉はスクリーンを活用。
 自分たちの利益を死守するためだったら、故郷を失った人々がどんなに嘆こうが、台湾、韓国が脱原発を選択しようが世界が自然エネルギーに向かおうが、お構いなしの原発マフィア。彼らの特徴は、人権が嫌い、特権が好き、金が好き、国民に対し「欺き、陥れ、策を弄して、うそをつくこと」が大好き‥。今日の自民党の自爆?崩壊ぶりをみていると大いに納得です。
 中村さんは新聞の取材で「全国には原発を抱えた町があります。そこの人たちが上演してもいい。脚本は福島弁としてありますが、各地の言葉にしたり、あるいは内容を変えても構いません。お祭り騒ぎのような気分で原発の危なさを広く訴えていきたいです」と語っています。
ぜひ、原発立地の土地の言葉訛りで地元の劇団の俳優さんたちに取り組んでほしいです。いえ、俳優さんでなくても訛っていればOK(笑)
コッカイオンドクの成功例に倣い、特にこどもたちにもこの仕組みを知って欲しいから学校でもぜひやってほしいです。
中村さん曰く「数回公演してみて、国民がいかに怒っているかが分かった。冥土の土産に100回公演目指します」中村さん、とにかくかっこいい〜。



Posted by k-kaori at 15:24:00 | from category: Main | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
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