March 11, 2016

高浜停止命令、そして大阪で5年目の311

3月11(金)5年目の311の朝は梅田の阪急ホテルにて迎えました。2週間前、乗用車が暴走し歩行者10人が死傷した事故、車はホテルの前で人をはね花壇にぶつかった。震災、人災、事故‥突然人生を断ち切られた数多の無念に合掌。

311が近ずくと落ち着かなくなる、そわそわする。あの頃は原発再稼働が進むなんてまったく思いもよらなかった‥。
青田恵子さんの詩を紹介します。
「3・11 近づくと」
3・11 近づくと 
だんだん無口になっていく
 食事の時も喋らない
3・11 近づくと 
米がなくなる夢を見る 
水がなくなる夢を見る
 ガソリン並ぶ夢を見る

3・11 東北の遅い春 
縄文以来の営みが 忽然と消えた日 
村が消え町が消え 戸籍がゼロになった日 
人々は何かに追われるように逃げて行き
何かがなん何かもわからぬまま 
死んでいった 
家畜も住処かもそのままにして

避難計画なんか 
ちゃんちゃらおかしくて 
合格しても安全とは言わぬ 
規制委員会なんか 
ちゃんちゃらおかしいが
再稼働のたびに心が冷える 
姑息な20ミリシーベルトで帰還させる 
一度死んだ町に 
亡霊のような人影と点滅信号
新築した移住者の家に
「原発賠償御殿!仲良くしない」
こんな落書き 同じ福島県民どうし

「花は咲く」なんて嘘だ
花なんか咲かないのに
思わせぶりな歌など歌わないで
あんな歌 歌わせないで
本当は聴きたくないのに

3・11が近づくと 
心が だんだん尖っていく 
錐のように尖っていく
(2016.3.3)


3月10(木)全阪急春闘労働講座に呼んでいただき、大阪の十三へ。それにしても組合員の皆さま、ほとんどがお若い男性、ちょっと上がっちゃたりして(笑)終了後の打ち上げも楽しく、また宿泊先は阪急ホテル、そして明日は5回目の311、思い出に刻まれる講演会となりました。

3月9(水)大震災から5年目を迎える直前の大津地裁、高浜原発停止命令、久々の朗報に感激。相馬市から大津市に移住し、今回の申立人に加わった青田勝彦さん恵子さんご夫妻に電話で祝福申し上げたところ、昨日は恵子さんのお誕生日だったそうで嬉しさもひとしおのご様子に、恵子さんはじめ5年間闘い続けている私たちへのプレゼント?こうして流れは変わっていくのです、諦めませんとも!



Posted by k-kaori at 15:37:00 | from category: Main | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
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