December 15, 2015

「あれからのラーッキーランド」「放射線を浴びたX年後」そして矢吹町

12(土)矢吹町で開催の福島県矢吹町文化センターに到着。「人権のつどい2015矢吹」一部は中学生の人権作文コンテスト入賞者の授賞式。講演でははじめに私も中学時代いじめを受けていたらしい?の話。どっと笑ってもらい気楽に話し始めることができた。「チェルノブイリの祈り」抜き読みから原発事故の話に入る。故郷で故郷の皆さんの前で故郷の惨禍を語る。こみ上げるものがあった。私にもお客さんたちにも。サイン会では郡山の高校教師の妻が「夫は甲状腺癌の手術を受けた」と。子どもばかりではない、大人まで!県民の皆さん、人権意識を高めて原発事故の責任をキチンととってもらいましょう。


11(金)続編の「放射能を浴びた」を観た。川口美砂さん59歳は小学6年の時にマグロ船の船長だった父36歳が亡くなる。酒の飲み過ぎといわれ傷つきながらも、妹と母と3人で懸命に生きてきた。「X年後」をみた川口さん、父親の死も放射線被曝が原因だったのではと取材を始めた、それが「X年後2」。汚染マグロは次々と廃棄処分される。検査を始めてから9ヶ月後、突然検査はストップし、翌日から食卓にマグロがではじめる。
船員たちはマグロが売れなくなるからと体調の悪化を隠すようになっていた。そして待っていたのは病いであり、若すぎる死。
「ニュークリア・サベージ」「X年後1、2」すべてが福島に重なりため息しか出てこない。しかし絶望はしない。こうした事実を知った私たちはここからがスタートラインだと気づくことができたのだから。
写真は終了後サプライズでご挨拶の川口さん。

10(木)は東中野のポレポレで前から観たかった「放射能を浴びたX年後」。ビキニの水爆実験は105回も行われ、第五福竜丸だけではない、同時に出漁していた何百人もの船員たちが晩発性で数十年後にかけて亡くなっている、その上、日本全土がなんども放射能汚染されていたという事実。ひとりの高校教師が記録した映画。よくず明らかにしてくれたと心から感謝だ。

9(水)早稲田のスペース早稲田で流山児祥演出「あれからのラッキーアイランド」郡山公演終え東京公演初日、90席ぐらいでしたが満席。70年後のフクシマは地図から消され県境は壁で覆われ福島由来の人々には断種法のカードが!笑いながらもグッとくるのは福島出身だからか?面白い芝居でした。


Posted by k-kaori at 09:47:00 | from category: Main | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
Comments
No comments yet
:

:

Trackbacks
DISALLOWED (TrackBack)