September 13, 2015

「会津自然エネルギー電力ツアー」

12日朝6時にかけた目覚ましではなく、5時49分に東京湾を震源地とする震度5の地震で目が覚め、そのまま支度しNPOふくしま支援人と文化ネットの「会津自然エネルギー事業ツアー」に参加のため東京駅バス乗り場へ。
昨日までの大雨で鬼怒川の堤防が決壊し常総市で大被害。会津地方も大雨に見舞われたものの、川はなんとか無事だったと、これから訪ねる会津電力の代表でもある喜多方の大和川酒造、佐藤弥右衛門社長のFBで知り安堵し、いざ出発。
昼食に喜多方ラーメンを食して、会津盆地を見下ろす雄国発電所に。昨日とは打って変わった晴天のもと、太陽光発電パネル群が眩しいばかりに輝いて出迎えてくれました。
「これまで中央に奪い取られていた地域のエネルギー資源を取り戻し、自然エネルギーで自立をめざす」佐藤社長の話は実にちから強く明快で、これぞ会津魂!?この考え方を全国各地で取り入れたら未来は明るいと確信。夕方からは大和川酒造の昭和蔵で講談を一席。そのあとは全国新酒鑑評会で5年連続金賞受賞の大吟醸や3年連続で知事賞受賞のお酒をいただき交流会、実に美味しかったし楽しかったです!

13日は昭和村の「からむしの里」でからむし織に魅せられため息。その後は三島町の曹洞宗西隆寺で、会津電力創設者の一人で西会津書房の編集長の遠藤由美子さんから話を聞く。会津の文化から生まれたものをこどもに伝える目的で書房を始めた由。311後、こどもに対する眼差しがないので教育委員会を辞めた信念の人だ。
放ったらかしの杉を伐採しバイオマス発電の必要性、また、熊が人家までやってきてるのは境界がなくなったためだから野生動物と人間の境を取り戻すためにも里山を保全しなければならないと説く。こどもや動物、自然保護に対する優しい眼差し。佐藤さんからは豪快さを遠藤さんからは繊細さを、それぞれ会津ならではの気骨を感じて胸がいっぱいに。

帰りは道の駅で桐ダンスを見たりと会津の魅力に参加者一同、感動して帰路につき、最後の企画、郡山市で「放射能ゴミ焼却を考えるふくしま連絡会」の和田央子さんから放射能ゴミ焼却炉についてのレクチャーを受けた。福島の現実にショック!
福島県では「放射性物質汚染対処特措法」で8000ベクレル超にものは国が仮設焼却炉を建てて処理すると現在19市町村推定で24基が稼働。これらは秘密裏に決定されて地域住民に説明なし、またゴミの量より過大な見積もりで過大な施設が建てられている。莫大な復興資金がここにもばらまかれている。国はオリンピックまでに放射能ゴミ問題を片付けたことにしたいのだろう。臭いものには蓋?放射能ばかりは蓋などできっこないのに。これで被害をうけるのはまたしても福島県民だ。今回のツアーは地域電力の未来と、放射能汚染物の処理の現実に触れることができ、私たち一人一人に宿題を与えてくれた充実したツアーでした。お世話になった皆様、ありがとうございました。


Posted by k-kaori at 15:09:00 | from category: Main | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
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