July 02, 2014

これ以上ゲンを泣かすな!

7月1日
集団的自衛権の解釈改憲を、国会で議論もせずたった16人に閣議で決めてしまうという歴史的愚挙が決まった日。午後3時半に官邸前の抗議に加わる。官邸前はもうすごい人で、地下鉄出口は警官達によって決められ誘導される。すごい警備だ。夕方になるにつれ仕事帰りの若い人たちであふれる、赤ちゃん連れのファミリーも多い。
「若者殺すな」「閣議決定中止」「平和を守れ」「立憲主義を取り戻せ」シュプレヒコールを繰り返す。郡司さんと合流。織福さんのプラカードの文言を見て笑いながら通り過ぎる人も多い。「安倍さん、病院へもどろうね、安定剤まだあるよ」(笑)
私のは「あべこべ政権下がりおれ」と「これ以上ゲンを泣かすな」原爆、戦争がどれほど悲惨か、世界中に発信して来た「はだしのゲン」を、中沢啓治さんの想いを、去年は閲覧制限でいじめ、こんどは戦争出来る国にかえようなんて。中沢さん、きっと草葉の陰で泣いてます。
安倍さんが「集団的自衛権は日本人の命を守るため」という度に、じゃ、他の国の人は殺していいのか!と叫んでしまう。「はだしのゲン」の「鬼畜米英っていうがあいつらにも親があれば子どももいる」と言った父、大吉の言葉を思い出す。
「福島の放射能をコントロールした」という世界一の嘘つきが何言ったって誰も信じません。軍産複合体の利益のためせ世界中に戦争をしかけるアメリカ、侵略する国の一般人をロボット兵器で殺しまくる大国のお先棒を担ぎ、これから日本は世界中から恨みを買う国になる。九条を守るのが一番の「日本人の命を守る」こと。戦後70年誰も殺さず誰にも殺されずやってこれたのは平和憲法のお陰。これが破られてしまう。だから赤ん坊や幼児を連れまでが大勢の皆さんが抗議にきたのです。
平和憲法の理念を拡散し、アメリカを諭して導くのが原爆を落とされたの日本の役目でのはず。
東京新聞の「本音のコラム」が面白い。斎藤美奈子さんの記事を紹介。「政府与党は憲法9条の解釈を変えたのではない。九条を「廃棄処分」にしたのである。それでどうなる?1、国内の都市がテロの標的となる。2、テロ対策に莫大な予算と人員が割かれる。3、必然的に福祉予算は削減される。4、海外、特に中東での企業活動や非営利活動がしにくくなる。5、対中、対韓関係はさらに悪化し、東アジアの緊張が高まる。6、自衛隊に戦死者が出て士気が下がる。7、応募者が激減し徴兵制が現実味を帯びる。9、国民の合意なく決定した以上、国民主権はないも同然。10、学校で教える憲法の三原則もうそになる。半世紀以上かけて築いた「戦争をしない国」のブランドをむざむざ捨てた代償は、私たちに跳ね返ってくる。どこか遠い戦地の話じゃない」

今後2、3年かかるという関連法案。「閣議決定」を骨抜きにするため、私たちはあきれ果てても決してあきらめない。しつこくしぶとく、力声を出し続けよう。



Posted by k-kaori at 16:26:00 | from category: Main | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
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