September 23, 2012

「福島原発告訴団全国集会」に

22日
いわき市市民センターで開催された「福島原発告訴団全国集会」に参加してきました。
テント広場が企画したバスに空きがあるというので急遽申し込み、朝8時に新宿の昴ビル前集合。8時半出発。満席の車中では各自が自己紹介、その昔学生運動をしていた猛者?が多く、にぎやかでたのしい道中でした。車中で昼食をとり、
30分前に会場に到着、すでに8割方の参加者で熱気に溢れていました。

まず最初に
この9月のいわき市議選で見事上位当選の佐藤和良市議が「被曝を強要された自分たちが一人一人が人間として、生きて行くために。
原子力村を叩き潰すまで頑張りましょう。」と力強く開会の挨拶。佐藤市議は12月2日の当会の講演会に出演予定です。
続いて団長の武藤類子さん。
「3月に結成されてから、全国歩いて訴えて歩いた。次々と仲間がふえて、
全国に十個の事務局ができた。限りなく横に広がりながら一緒に行動して行きましょう」。


その後1時間、たんぽぽ舎の山崎さんの講演。テーマは「福島原発の現状と危険性」
事故のあらましから順を追って詳細に説明してくれた。
原子炉の現状については
「1号機、たまり水2万トン巡回させているだけ。2号機、汚染がひどい。格納容器が壊れた。毎時70シーベルトの強烈な放射能が出ている。強いガンマ線でロボットが3時間で故障。
3号機、屋根がないのでプールが露出している。4号機、内部は一番きれい。使用済み燃料は水の中で作業するしかない。建屋は4号機以外は入れない。建屋から毎時100万から1000万ベクレル出ている。海の汚染を防ぐためには遮水壁を早急に作らねばならないが、1000億円かかるのでいまだに着工してない。」などなど、「収束」とはほどとおり現実に鳥肌がたった。
山崎さんの講演の後は
保田弁護士、河合弁護士、海渡弁護士と3人の主任弁護士が発言。
皆さん、笑いも入れながら軽妙な語り口、強い信念が伝わってきました。
河合弁護士曰く「この原発事故の後処理の特徴として、責任追求がなされていない。
引責辞任をしていない。刑事責任も取られていない。
正義に反する。真実を追求し、引責者を罰することから始まる。4つの事故調が役に立つ。」
ついては、
「(国会図書館、福島原発事故)でネット検索すると良くまとまった事故調の資料が読めるからそれぐらいは読んで勉強するように」
そして
「巨悪を逃すなと検察官に訴える。国民が怒っていることを知らせる。
被曝では具体的な障害を明らかにする。PTSDも障害になるから掘り起こす。
甲状腺異常、去年は36%、今年43%、障害以外の何ものでもない。
この告訴運動を広げるのが大切なのです。」

私も早速告訴人に加わります!
この集会はIWJが収録してます、ぜひ、ご覧になってください。
最後に
郡山市議の駒崎さんから聞いて驚いたこと。
甲状腺がんが発見された子どもさん、2時検査を受けた38人のうちの一人だった!(通常は数百万人にひとり)他のこどもさんも早急に2次検査をうけさせてほしい。
なにより汚染地域の子ども達を一刻もはやく疎開させてほしい!

終了後のデモ行進はバスの出発時間と重なり参加できませんでした。残念。
一泊したかったが、翌日は講談協会24年ぶりの男性真打ち披露宴のため、東京へ。
ひさしぶりにいわきや、会津、郡山の仲間達と会えて嬉しかったが、
来てたの〜と後からfacebookで数人から連絡あり、やはり、日帰りはきつい。でも弁当付き3000円は安い!

Posted by k-kaori at 20:28:02 | from category: Main | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
Comments

かめらおじさん:

本日は、いわきでの講演会ありがとうございました。図々しく色紙にサインをいただき感謝です。大切にいたします。そして「乱世を生き抜く語り口を持て」も読破したいと思います。お体を大切にこれからも働くもの、弱者の見方になってがんばってください。
原発避難民、S、NISHIYAMA
(September 27, 2012 21:31:49)

k-kaori:

西山さん、コメント嬉しいです。富岡町、良いとこでしたのにね〜(涙)きっちり責任とってもらいましょうね!
、四倉の猪狩さんも入れてまたゆっくりお話ししたいです。これからも弱者の立場にたって踏ん張って行きますね!
(September 29, 2012 13:02:19)
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