November 21, 2009

日立「ふきのとう祭り」

茨城県は日立市へ。
一日おきに天気が変わりきょうは晴天であたたかな小春日和。
「精神障害者」の社会復帰、自立を目指す共同作業所の「ふきのとう祭り」で入所者による腹話術、合唱などのアトラクションのあと、講談一席。腹話術もコーラスもとても上手。なごやかないい雰囲気のお祭りでした。


実行委員の市議の白土さんはとても親切な方で終了後、共楽館や吉田正記念館へ案内してくださった。
近くにいながら不勉強だったのが恥ずかしいぐらい感動した。吉田記念館ではヘッドホーンをつけて、なつかしい歌を数々口ずさめたし、なんといってもかつてマルセさんも出演した共楽館があのようにすばらしい建物だったとは!

軍需工場地帯だった日立は空襲を受け多くの犠牲者を出し、吉田正さんの肉親たちも亡くなってしまった。それなのに奇跡的に共楽館が戦災を免れ、1967年日本鉱業から日立市に寄贈される。ああ、それなのにそれなのに、なんと…。もう、かなしくて言葉が続かない。…一日もはやく復興してください、建物の中に入ると、磨かれた黒光りした木材たちの息づかいが、出番を待っているような息づかいが足の裏に感じられ、帰りの電車ではいただいた資料から目が離せなかった私でした。
それにしても、「アンテナショップ共楽館」で70ぐらいの男性が「これ、わしがつくっただ」とプレゼントしてくれたカニの甲羅の顔、これって…なんともいえないおかしみが?!



Posted by k-kaori at 22:42:31 | from category: Main | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
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