August 30, 2007

「鈴虫や庭に内外なかりけり」

広小路亭昼席。朝早くおきて「浜口梧陵伝」の練習。1日のNHK防災パークにかける演目。けっこうがんばって稽古する。寄席につくのがぎりぎりに。織音が楽屋入り口で待っていてくれ、私の鞄を受け取ると勢い余って、角の看板に頭をゴチン。そんなにあわてなくても(笑)。なんとなつかしい古里のお客さんが来てくれていた。こういうのはほんとにうれしい。
きのうの句会は仕事と重なり投句。2位になったとのこと、嬉しい!二選は
「八百屋の子西瓜と並んで叩かれて」
これは自信作。特選は「鈴虫や庭に内外なかりけり」これはいろんな解釈がありで納得、でも、言葉足らずで選にもれたのは
「道行けば秘する山百合そこここに」
歩いていて香の強さにびっくり、思わず山百合をさがすけど、見つからないじれったさ…、さがしたいけど、時間がない。って人生そのもの?ほんとは時間は有り余る程あるのだけれどね、本物をさがそうとするときは…。
「新内の節か胡弓か風の盆」
新内の高く切ない声と胡弓の音は区別がつかないほど、切ない、故人を思う時、夢と現は重なりあう、そんなまどろむ時間が私は大好き、もっともっとまどろんでいたい…。

Posted by k-kaori at 23:47:00 | from category: Main | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
Comments
No comments yet
:

:

Trackbacks
DISALLOWED (TrackBack)