September 30, 2017

「ともいきの郷」ヒロさんライブ、谷英美さん朗読、パギヤン歌うシネマ

24(日)つくば駅に迎えに来てもらい「ともいきの郷」へ。先月、茨城県知事選に挑戦された鶴田まこみさんとの講演会。ともいきの郷は小張佐恵子さんご夫妻が福島の子供達の保養や、コミュニティの場所として自腹で買われたとか。大きな農家で広々としている。今回は50人近く来てくれた。FBをみてさん化したというつくば大の学生さんはとても感動されたようで最後まで残って主催者の皆さんと感想を話し合っていた。若い方が関心を持ってくれたのはとても嬉しい。

25(月)小池さん「希望の党」を立ち上げ、自分も関わると表明。なぜ今解散?
少子高齢化を回復するために。とかなんとか馬鹿げたことを言っている。
国民とのお約束を変更した以上、速やかに信を問う、だって(笑)本当はモリカケの真相を迫られたくないから。妻や友人を守りたいから。こんな身勝手な解散は許されない!
29(金)紀伊国屋劇場松元ヒロ「ひとり立ち」に行く。
野党が臨時国会の召集を求めていたのを無視して、8月に「モリカケにも丁寧に説明する」と8秒間頭を下げて新組閣をしたばかり。仕事師内閣が何一つ仕事しないで恩給だけいただいて、憲法違反の国会冒頭解散。その翌日とあって客席も興奮気味でした。そんななか開催されたヒロさんライブ、今回もお見事でした!
アメリカ報告、ホワイトハウスの前で35年間原爆の写真で反核を訴えた女性の話、ライブで憲法序文を披露した?末などなど情景が目に浮かぶ。「キムジナーkids」(現代書館)の山城少年兵の話には涙涙‥最後は今のドタバタ選挙のパントマイムで大笑い。
2日前には前原代表が希望の党と一緒になると驚きの発言。そして小池さんの「リベラルは排除する」発言。こんな混沌としたときだから、舞台と客席が一つになって‥。それにしても「排除」とはナチスドイツみたいでぞっとする、小池さんってこわっ!

30(土)西大宮駅の公民館で谷恵美さんの朗読「顔」を聞き、その後、急ぎ移動して国立市のカフェでのパギヤンの歌うシネマ「人間である為に」に駆けつける。
「顔」は沖縄戦で銃撃を受けて顔に傷を受けた新垣さんを取材して作られた作品。ご本人も会場にいらして、朗読終了後、谷さんとトーク、80過ぎて生きがいができた、何処へでも行き自分の体験を語りますと。なんと明るくてたくましい!
そして「人間である為に」。1953年、大阪の老弁護士が広島長崎への原爆投下は人類史上最大最悪の殺人行為であり、アメリカ政府は損害賠償を行う義務であると訴える裁判を起こそうとする‥。安倍政権が強行採決で安保法案を通したが為に、北朝鮮に対して「対話ではない圧力だ」などど行っているがために、戦争、核兵器がぐっと身近になってしまった。きょうの2作品もやはり、ぐっと身近になってしまった。


September 23, 2017

台風上陸「芸人9条の会in生駒」平和の母子像「哀しみの母子像」公演

16(土)明日開催される生駒市での「芸人9条に会」は当日移動の予定だったが台風が九州に上陸ということで急遽大阪に前乗りすることになった。
パギヤンと〜さんととする橋でおいしいお肉やマッコリをいただく。雨はほとんど降っていない。
17(日)テレビでは連日台風報道がすごくて、この会も開催するか問い合わせが多数あったようだ。もちろん決行。300人ぐらい来てくれた。私の出番は最後の方だったので、皆さんの芸を楽屋やソデで堪能。ナオユキさんのスタンダップコメディーには大笑い。おしどりケン・マコのお二人も息がぴったり。二人ともとっても勉強して東電会見で見事な質問を連発、風穴をあけてくれている、感謝だ。竹林さん、文福さんのこれでもか〜というほどの笑い連発の上方落語。さすが落語発祥の地です。千夏さんが朗読した詩、うっかりタイトル忘れたがよかったです〜。結局雨は降らず、無事終了。雨に追われる格好だったが5分ぐらい遅れただけで無事帰京。長い1日でした。
18(月)台風一過でカラッとした晴天、でも夏が戻ったようで暑い!2時間近く電車に乗り、横須賀長沢の「平和の母子像」を訪ねた。1メートル90センチの母子像、顔の向こうには海が見える。昨夜の暴風雨で枝や葉が散らかっていた。竹ぼうきではく。草もだいぶ伸びていた。きっと命日近くになったら皆さんが綺麗にしてくれるのでしょう‥。
9月23(土)
米軍ジェット機墜落から40年の集い。緑区公会堂で。一部ではコーラスや紙芝居やリレートークで犠牲者を偲んだ。500人収容の会場は満席。40年前青年だった人たちがほとんど。講談がはじまりと多くの人が涙を拭いているのが高座からもわかった。出演者も含め会場がひとつになった。絶対にオスプレイもミサイルも落としてはならない。

September 13, 2017

「愛と死を抱きしめて」「石川一雄、塀の中の学び」美輪さん「カメジロー」

9月3(日)
劇団青年座の作家、高木達さんの実家はいわき市久之浜の海の近くで旅館を営んでいました。私も訪ねたことがある、落ちついた雰囲気のその旅館は津波で破壊、取り壊されてしまいました。高木さんは4年前にいわきに居を移し、今では青年座の活動とともにいわきPIT劇場監督としていわきから演劇を通して文化を発信しておられます。その劇団の公演が9月に都内で。
「愛と死を抱きしめて」というタイトルであらすじはこうです。「1960年代半ばの福島県浜通り中部、貧しい土地にしがみつき、たくましたく生きる人々。やりくりして生活を支える女性たちの物語。1964年の東京オリンピックから炭鉱の閉山、原子力発電所の建設と運転開始、地域社会を時代の波が潤す。しかし、愛情豊かで絆に満ちていた社会は失われてしまった。そして迎えた2020年の東京オリンピック‥」前半はお節介好きで、元気いっぱいの女たちのいわき訛りが炸裂、おそらく東京の方には意味不明?などと思っていて終盤、汚染され住んではいけない家で過去の幸福な日々の思い出にすがる、狂気に冒された老婆の叫び‥。失ってしまったものの大きさに会場のあちこちからすすり泣きが聞こえました。私も私の隣の女性も嗚咽をこらえていました。
感情に刻まれた記憶を後に続く人たちにどう伝えていったらいいのか‥、ヒントをもらったお芝居、劇団の皆様ありがとうございました。

9月9(土)
加須市の狭山集会で「石川一雄、塀の中の学び」を一席。前回の講談に鎌田さんの本から再逮捕される経緯を引用して膨らませた。石川さんの幼少の頃も生活ぶりも興味深い。部落と差別を受けながらも、家族の絆半端ではない。こんど語る時はそこも入れようと思う。打ち上げでは石川さんご夫妻、ともに風邪を引かれていてお辛そうだった。心から再審開始を願う。

13(水)昨夜は遠藤めぐみさん池袋芸術劇場の「美輪明宏の世界」へ。一度ライブを聞きたいと願っていたので大満足。歌は語るように。語りは歌うように。さすがのトークと歌で大満足。その後の「千鳥」で、ちょっと飲みすぎ。お酒が残る年齢になった、心から反省。
ああ、それなのに、朝から大忙しの1日、午前はお琴と三味線の教室。
かえってすぐ飯田橋の「三善メーク教室」で舞台メールの実践を受ける。もっと早く舞台メールを知っていれば広い会場の時など役に立ったのにとまたまた心から反省。その足で、舞台メークをしたまま「アメリカが最も恐れた男カメジロー」を観に渋谷のユーロスペースへ。なんと脱原発仲間の女性3人に声をかけられた。芸人9条の会のチラシを渡したら、映画が終わった後3人とも買ってくださった。じっと私の顔をみつめながら(笑)
映画はとても良かった。「カメジロー魂」は今に受け継がれている!