October 26, 2015

大垣、山形へ。

21(水)大垣市、垂井町の明泉寺にて、今日は「彰元さんのつどい」で「はだしのゲン」を一席。戦時中、仏教もキリスト教も戦争に協力していく時「戦争は罪悪である」と反戦を説き、逮捕され有罪判決。本山からは懲戒処分を受け布教徒の資格もはく奪された竹中影元前住職。戦争法案が「成立?」してしまった今日、彼の生き方はわたしたちに多くのことを教えてくれます。2年前に「チェルノブイリの祈り」で呼んでくれた大垣9条の会の皆さんが中心となり、終了後は真宗大谷大垣別院で「福島の今を語る」ミニ講演会、そして懇談会。皆様、毎夏、お寺で福島のこどもたちの保養も続けてくださっている、ほんとに嬉しいです!


25(日)「山形県母と女性教職員の会」に呼ばれ、午前中は講演会、タイトルは「はだしのゲンを語って今ふるさと福島は」。
午後は県内の中学、高校の先生方と違憲の安保法案を軸に「ともに築こう戦争のない社会」のテーマでリレートーク。教育現場の生の声を聞かせともらいました。
中学では教科書に憲法が載っていて、現政権が憲法違反をするたびに生きた教材となり、ネタに事欠かないとか、高校では選挙年齢が18歳になったことで「政治的中立性」を持って政治教育をするようお達しがあり「中立性って⁈」先生が戸惑っているなど、笑うに笑えない教育の現実。
ある小学の先生は職場に自粛ムードが漂っていると。同調圧力、自主規制‥。思えば戦時中の隣組などは軍部が指導したのてはなく、地域が自分たちで編み出し、やがては大政翼賛会の受け皿になっていった事を思うと、先生方、今が踏ん張りどきです!
司会の方が私の口ぐせ「あきれ果てもあきらめない」「闘いは明るくたのしくしつこく」で締めてくれ、来年の7月に向かってやる気いっぱいの集会になりました。


October 19, 2015

お箏の発表会、そして19日は国会前へ

今週はお箏の発表会が続きました。今年の3月から40余年ぶりに再開したお箏の稽古、演奏しているときは集中して、他のことを考える余裕がないのがいいのです。14日は区役所ロビーコンサート、17日は緑区区民まつり、そして19日はプラザイーストの立派なホールで開催された緑区文化祭で先輩の皆さまといっしょにお箏の演奏会に出演させてもらいました。


19(月)先月の19日に戦争法案がいんちき「成立」。月命日?の19日は国会前に集まろう!ということになり、早速参加。
みなさん、全然めげてません。それどころが元気いっぱい。佐高さん「わたしたちは息をするように反対を訴えていこう。」福島瑞穂さんから「ノーベル文学賞おめでとう。「チェルノブイリの祈り」公演やりたいね!」と言ってもらえ、瑞穂さん、覚えていてくれてありがとうございます。




October 12, 2015

ノーベル文学賞スベトラーナ・アレクシエービッチさん受賞!!

8(木)
ノーベル文学賞スベトラーナ・アレクシエービッチさん受賞!!
13年前お目にかかったよもやスベトラーナさんが受賞するとは、なんという朗報でしょうか!
戦争や、チェルノブイリ原発事故に遭遇した人々を取材し、独特の格調高い文体で普遍性のある作品を発表し、ベラルーシから国外追放されていたあの頃、今日の栄誉をだれが予測しただろうか。
3年前から受賞した時はと取材要請を受けていた東京新聞、朝日新聞、共同通信各社からの電話を受けたのは、
シビックホールでの「総掛かり行動集会」でのこと。こちらも1800席満席の熱気。午後8時に受賞と知り急いでロビーに。新聞社からの電話取材と原稿チェックを終えて最高の一夜は更けていきました。

9(金)
スベトラーナさんとのツーショット写真入りの新聞記事を読んだみなさんからお祝いの電話やメールをいただき、まるで私が受賞したかのよう(笑)
その上、BS-TBS「週間報道LIFE」さんから取材の申し込みを受け、たまたま10日が空いていたので受けさせてもらうことに。思えば12年前お目にかかった時、ズベトラーナさんは国外追放の身だった。戦争、原発事故に遭遇した人々を取材し、それが格調高い彼女の言葉で普遍性のある作品に。受賞で世界中、また日本で読まれるのは本当に嬉しい。戦争への道が開かれてしまった日本、福島が取り返しのつかない状態なのに再稼働する日本‥彼女の登場を世界が待ち構えていたのではないでしょうか。

11(日)秋晴れのいい天気。散歩がてら雨で1日順延となった近所の秋祭りに。フラあり、こども太鼓あり、そして順延のためたった一人で安木節をおどるおじさん、結構楽しめました。そして夜9時、「週間報道LIFE」を。松原キャスター相手に1時間近くしゃべくりまくり。それを4分に編集。ローズ色のカーテンにく丸い窓枠、レトロな雰囲気が活かされ短いけれどいい内容でした。引き続きみていると鴻池参議院議長の登場。あのどさくさの委員会採決について自己弁護していらした、晩節を汚して、お気の毒‥。

 それにしても彼女の著作が世界中、また日本で読まれるのは本当に嬉しい。戦争への道が開かれてしまった日本、福島が取り返しのつかない状態なのに再稼働する日本‥。わたしたちの生存をかけた運動の後ろ盾となってくれた彼女の受賞、私も各地で「チェルノブイリの祈り」を語らせていただきたいと心から思います。みなさ〜〜ん、ぜひ各地で企画してください。

October 05, 2015

浅沼稲次郎さん追悼、パート部会総会そして國分さん

10月1日
日比谷公会堂で開催された「浅沼稲次郎さんを追悼し未来を語る会」で草野心平氏の追悼文を朗読。大変な大雨だったが800人もの皆さんが来てくれた。おりしも、シールズの奥田愛基さんとご家族に対する殺害予告が彼の大学に届いたというニュースがあったばかり。55年前の浅沼さん刺殺事件が過去のものとは思えない現実味を帯びてきてしまった‥。帰り際、林郁さんがとても良かった!と声をかけてくれた。お目にかかったのは何十年ぶりだろうか、とても嬉しかった。
3日
暑いぐらいの天気、損保会館での「生協労連パート部会総会」に講演で呼んでもらう。全国から参加の皆さん、ほとんどが女性。安保法案強行採決時の熱気冷めないばかりか、熱気のある主催者のご挨拶に続いて私も言いたい放題(笑)「はだしのゲン」「チェルノブイリの祈り」のぬき読みの時は涙を拭って聞いてくれたけど、全体、とても楽しく語らせてもらい気持ちが一つになった気分。きょうも、安保法案のごり押しは結果として国民の結束を強めたような手応えを感じた1日でした。
4日
今日は浦和で開催された第11回原発問題を考える埼玉の会、相双の会代表、小高区の國分富夫さんの講演会「帰還の矛盾」に参加しました。四年半の経過、そして…今。「安心して住める環境になれば住民は自然と帰るが、残忍な安倍日本、年間20ミリシーベルトでも国は家に帰れという」と怒りの声が震える。仮設の方々の「もう帰れない、でも古里が恋しくて帰りたい」「私が死んだら放射能などいく高くてもいいから古里のお墓に入れて」…。多くの避難民の気持ちを踏みにじったまま、粗末な仮設住居に住まわせたままでオリンピックに突き進んでいいのだろうか⁈「冗談じゃないそれどころじゃないと皆怒っている」と國分さん。質疑応答も活発に交わされ、終了後は世話人さん宅の後会へ。
話題はもちろん安保法案にも及び諸々の怒りに皆さん元気いっぱい?侃侃諤諤!國分さんをかこんてパチリ。やる事、考える事が山積み、だからこそ負けてらんねべ〜と言葉訛りが炸裂した一夜となりました。

写真は後ろのお二人は荒畑正子さん、青田祐子さんでした。