July 29, 2015

日比谷集会も山本太郎さんも盛り上がる

28日、鎌田さんから声をかけられ、衆議院第一議員会館での安倍首相に廃案を求める要請文を渡す旨の記者会見に参加。その後、要請文を持って官邸へ行きましたが、警備の方に「アポがなければダメ」と。その事を官邸の職員から聞くべく主張したがまったくの門前払い。民主党時代は受け取ったと言うのに…。鎌田さん、佐高さん、落合さん、雨宮さん、お疲れさまでし夕方からの日比谷野音「戦争させない、九条壊すな、総がかり集会」、政党代表の挨拶のあとのゲストスピーチはなんと私が最初、トップバッターの責任を果たすべく、ふんばり、後の皆さんも負けじと素晴らしいスピーチですごい盛り上がり。今夜の参加者1万5千人、声を張り上げてデモ行進、猛暑でもみな頑張ってます。


参議院では山本太郎議員が「国民の生命、自由、財産、幸福追求権を守る為とか言って北朝鮮ミサイルの脅威をあおって戦争法案の必要性を強要しておるくせに、弾道ミサイルが原発に落ちた時の避難対策すら全く講じるつもりがない」と安倍政権の痛いところをズバズバついて、すばらしい質疑を展開してくれた太郎さん、ありがとう!


July 27, 2015

おんせん県大分に!

25日の別府での講演会は午前中の為前日入り、お陰で温泉でゆったり。中津、宇佐、別府と3年続け呼んでくださった県教組の皆様、ありがとうございました!大分まで行ってとんぼ返りは勿体ないと、講演会の後、豊後大野市の友人赤峰さんが迎えに来てくれ、旧交を温めがてら観光を楽しみました。

日本一高い標高170メートルの九重の「夢の大橋」を渡り、その後は「寒の地獄温泉」、冷蔵庫の水のような冷鉱泉に3分間浸かった後、ストーブのある部屋で身体を暖めまた冷水に身を浸す。いや、冷たいのなんの!ところが上がった後は身体がさらさらして実に爽快!苦あれば楽あり⁈癖になりそう(笑)青い空、なだらかな丘の向こうは高い山々、そして途切れることのない川の流れ、高原の雄大な景色に見惚れながら豊後大野市に到着。赤嶺副市長さんを囲んで「澤や」さんで創作懐石料理に舌鼓。広い庭からは蜩の鳴声が聞こえてきてまるでBGMのよう。

以前にも案内してもらった原尻の滝、午後は炭酸泉の長井温泉へ。おんせん県大分を満喫、お陰でリフレッシュ出来ました。赤峰さん、ありがとうございました!



July 19, 2015

全国各地で「アベ政治を許さない」

18(土)
私がいわきへいっていた15日16日の二日間、日本は大変な曲がる角に。特別予算委員会、翌日の衆院本会議でも強行採決。日本は戦争する国に突き進もうとしている。16日は10万人、17日も5万人が国会周辺に集まり反対の声を上げた、日本全国から沸き上がる怒りの声。安倍政権の支持率は急降下、歯止めをかけようと新国立競技場の白紙見直しを安倍さんが表明。でも支持率降下はとまらない。
 そんな中、18日午後1時から各地で、また自分の居る場所で「アベ政治を許さない」ポスターを掲げるイベントが実施された。私はむすめと国会前に。小学生、中学生も参加していた。中学二年生がスケッチブックを掲げている。そこには「僕たちの未来を壊しておいて、安倍さんは楽しいですか』と。鳥越さん、澤地さんはじめ呼びかけ人が順次怒りのコメント。そして一斉に「許さない」。なんと、把握しただけでも全国1000カ所で怒りの声があがった。家の中で、また車にポスターを貼って意思表示している。すごい盛り上がりだ。菅官房長官が「連休すぐれば国民は忘れる」と言ったがそうは問屋が降ろしません!逆にこどもたちから大学生、母親達、お年寄りまで危機感が拡散しているのだから。

14(火)明日の特別委員会で安保法案の強行採決が心配される中、居ても経っても居られず日比谷野音での集会、総掛かり行動に。楽屋に挨拶にいったら「呼びかけ人として壇上に、名前を紹介するから」といわれ古今亭菊千代さんと舞台に並んだ。市民、例えば今盛り上がっている若者達のシールズ各政党からの挨拶があるかと期待したが、佐高さん、落合さんに続き、今回は各政党の代表の挨拶が続いた。私と菊千代さんの紹介はこのようなものでした。「呼びかけ人の講談師、古今亭菊千代さんです」講談師、と言われて私が立ち上がろうとして、古今亭で菊千代さんが立ち上がった…。私たちが売れていないからこういう事になるのでしょうか(笑)
サロンのメンバーたちと国会誓願デモに参加した後、赤坂にてビールで乾杯。強行採決されても絶対にあきらめないと誓う。この日の参加者は2万5千人も!



July 09, 2015

「アベ政治を許さない」

8(水)
澤地久枝さんが18日午後1時に、全国一斉にその場で「アベ政治を許さない」という文字を掲げようというイベントを企画、きょう8日、プレスセンタービルでの記者会見に行ってきました。今年84歳の澤地さん、命がけで奮闘しておられる、瀬戸内寂聴さんもそうですが、大先輩の皆様にはまったく頭が下がる思いです。
 司会と挨拶は鳥越俊太郎さん、経過報告として澤地久枝さん、そして6月4日の衆議院憲法審査会で「安保法制は違憲」と潮目を変えた3人の憲法学者の一人、小林節さん。おなじみ落合恵子さん、作家の渡辺一枝さん、元駐スイス大使村田光平さん、そして私。このようなそうそうたるメンバーに加えていただき恐縮の至り。
 金子兜太さん直筆の力強い色紙の文字。セブンイレブンからもネットプリント(A3)20円で印刷できます。(17日まで予約番号56685099)他にもクレヨンハウスのHP落合さんのブログからもプリントできます。こちらはサイズは自由です。
18日は全国各地で様々な行動が予定されています。出掛けられない方もその場で金子兜太さんの力強い「アベ政治を許さない」を掲げ安保法制、原発再稼働、派遣法、子どもの貧困などなど安倍政権下で進められている政策に反対、退陣を求める意思表示で繋がりましょう。ニュース23のYouTube
https://www.youtube.com/watch?v=tNFpACaxoZc#t=32



July 05, 2015

「樋口健二・神田香織コラボレーション講演」

昨日の「樋口健二・神田香織コラボレーション講演」(主催:ママデモ、於:武蔵野公会堂)は雨にも関わらず100人以上の方々が来てくれました。
一昨年樋口さんの講演を初めて聴いて、昨年はNPOのイベントに出演してもらった樋口さんと共演できるとは!樋口さんの写真、お話、怒りに満ちていて、しかも、明るく元気。暗く話していたら自分が参ってしまう(笑)その通り。多くの参加者がFBに感想を寄せてくれた中から三輪綾子さんのコメントを紹介して報告にかえさせていただきます。
 『5/4のFB第九条の会イベントの懇親会で、神田さんのお隣になったご縁で前売り券を購入させていただき、2ヶ月間楽しみにしていました。
第一部「原発被曝労働者の真実」樋口健二さん
ご自身が撮影された写真を基に。
・全国を渡り歩く原発労働者はいわゆる底辺の労働者として位置付けられる人々である。原発は差別の上に成り立っていると指摘。(三輪が感じたこと→原発労働者もそうだし、原発を過疎に悩む地方に作ることも差別)
・日本では当たり前の、原発のそばで泳ぐ海水浴客達の写真に、海外では驚きの声が上がった。(三輪→そういえば私も10代の頃、柏崎刈羽原発の見える海岸で泳いだゾー)
・原発を海外に売ってはならない。被曝労働者を生み出す。

第二部「はだしのゲン」神田香織さん
 紫のお着物がとてもお似合いで、はっとするほど美しかったです。
 講談「はだしのゲン」に入る前に、今の日本で起きている状況について、特に安倍政権の進める戦争法案などを厳しく批判。会場からは賛同の激しい拍手が何度も沸き起こりました。あまりにも熱くなり(聴衆も)、時計を見て慌てて「はだしのゲン」へ。
・国民の声を聞かず、ほっかむりして強行採決しようとしている安倍首相。(拍手)
・講釈師はジャーナリストの先駆け。(戦記ものでは)話を盛り上げるために人数を割り増しして語っていたりする。「講釈師、見てきたような嘘をつき(川柳)」。しかし、今は、安倍首相が海外で大嘘をつき、こうして講釈師である私が壇上で真実を語っている。(大拍手)
・29年間、「はだしのゲン」を講談でやってきた。しかしよもや、語り始めた当初より今のほうが戦争に近くなっているとは、当時は思ってもみなかった。

 「はだしのゲン」子供の頃どこかで読んだはずなのですが、その時の衝撃以上に神田さんの講談に打ちのめされました。大好きなバッハの「ミサ曲 ロ短調(BWV232)」と照明が効果的に使われていて、胸が熱くなりました。講談といえば国定忠治みたいなイメージを抱いていた私は少し面食らいました。
 ゲンのお父さん。反戦の意を唱えることがかなり勇気ある戦時下の日本において、自分が正しいと思うこと、真実だと感じることを信念を持って声と態度で表現した人。夫の考えを支持し、信頼し、ゲンら3人の子供たちに強さと限りない愛を注ぐお母さん。孤立するゲンの一家を応援し、助ける朝鮮人の朴さん。
 原爆投下の様子は、これが香織さんお一人での表現かと驚くほど恐ろしく、突然地獄の底に突き落とされた人々の彷徨う姿が、香織さんの周りに出現したかのようだ。それほど語りが緊迫していて、脳裏に当時の広島の惨状がまざまざと浮かぶ。
 これ以上は、まだ神田さん講談をお聴きになっていない方々のために書きません。
 「はだしのゲン」もう一度、ちゃんと読みたいです。学校の図書館にもきちんと置くべきです。反戦を訴えるまともな作品が子供の目に触れない場所に隠される。これは異常なこと。まさに、ゲンのお父さんが受けた仕打ちを、今、この作品自身が受けていると言わざるを得ません。それはまた、今の日本の雰囲気、人心の傾向がまさに前の戦争の時代に戻って行こうとしている証拠であるとも言えないでしょうか。

第三部: 樋口さんと神田さんの対談
・今の政権は国民のほうを見ていない。まさにファシズムだ。(樋口さん)
・6月初めに父が亡くなった時、火葬場が混んでいて5日待った。福島だけかと思ったら、関東全体も同様の状況だというではないか。鼻血の問題も大事なことだ。しかしこういうことは報道されない。(神田さん)(三輪感想→火葬場が混んでいること最近時々耳にします。心筋梗塞などの突然死も増えており、原発事故が無関係ではないという話も)
・甲状腺ガンが明らかに増加している。しかし、御用学者達が握りつぶしてしまい表に出てこない。(樋口さん)

 ここに書かせていただいたのは語られたことのごく一部です。とて内容の濃い、素晴らしい会でした。壇上のお二人はもちろんのこと、主催されたママデモ皆さんに感謝します。
 最後に、ロビーで神田さんにご挨拶。「(この状況を変えるために)引き続き頑張っていきましょう!」と頷き合いました。
 神田香織さんも頑張っていらっしゃいます!』