June 30, 2006

目の前が海水浴場

新神戸から高速バスにのり一時間。東浦文化館サンシャインホールで「ゲン」公演。子どもたちも沢山来てくれた。「はまりました、ぜひ、続きを聞かせて!」と若い女性がいってくれ、やはり嬉しい。今までに趙博李政美辛淑玉朴慶南といった面々が出演していて、初めてだけど懐かしい感じ。それもそのはず、目の前が塩浜公園で開演前に散歩したら穏やかな海で海水浴を楽しんでいる子どもたちが。まるでいわきのサンマリーンのようだ。打ち上げは元校長の小南さんの「冒険の森」で小学生の子どもたちとバーベキュー。12チャンネルの冒険番組でおなじみの二名さんも参加。教育委員会の戎さん、辛淑玉さんが「私好みの男性」とラブコールを送ったそうだ。ほんとに笑顔がすてきなコウダンシ、バーベキューの世話をしてくれた奥さんが、ときどき彼に焼き上がった野菜やお肉を運んでいるのを横目で見て、私は思った。「スゴちゃん、今度も片思いだね…」


懐かしい人たちとの再会

「総集編」2日目は福島県教育会館。曇り空、こらえきれずに開演前から雨が降り出す。380人が来てくれる。中学生ぐらいの男の子が「よかったよ〜」と興奮気味で握手を求めてきてくれうれしい。この作品は子どもに受けるようだ。5年前の選挙、選車にのってくれた高野順子さんが自作のジャガイモやお惣菜を差し入れしてくれる。このツアーでは懐かしい人たちとの再会が出来るのもたのしみだ。写真は実行委員の皆さんと。

June 29, 2006

郡山の労働福祉会館へ

梅雨の晴れ間でとてもあつい。郡山の労働福祉会館へ向かう。福島県平和フーラムが中心となって各地で実行委員会をつくってくれた「はだしのゲン総集編ふまれても麦のように生きるゲン」のツアー初日。照明や効果音とのタイミングあわせのリハーサルをたっぷりやって本番。ほぼ満席。前列には小学生が5、6人。ときどき子どもたちの笑い声が聞こえる。とにかく長く、暑い、体力勝負のような初日が無事終わった。ホッ!それにしても核兵器ウラン弾を使うアメリカの盟友ブッシュの元へ首相はいま遊びにいっている。エアフォースに乗ってエルビスの邸宅見学のついでに、核兵器廃絶について、牛肉の安全について、ひとことあってもいいのでは?

June 28, 2006

貧乏でよかったね

セレブの女子大学生が誘拐。無事解放されてなにより。それにしても母娘でテレビに雑誌に。これじゃ、誘拐してと言っているようなもの。無防備過ぎ!「…うちは誰も誘拐されないね」「うん、貧乏でよかったね(笑)」きょうも総集編の稽古。政二さんの境遇、重くてほんとに辛い。講談の中でウジ虫が沢山出てくるからか、食欲もちょっと出ない。ほんとに政二さんたちがあまりにも気の毒で…。この話のどこに私自身がカタルシスを感じる事ができるのか、それがまだみつからない。浪花節のところかな?是安さんがいい音をつくってくれた。音楽に合わせて語るとやはり気持ちがのってくる。


June 26, 2006

前座修行のころ

26日昨年秋までいわき支局にいらした朝日新聞の紺野さんの取材を受ける。若い人向けの内容で生き方のヒントとなるようなコーナーだ。前座修行のころを思い出す。3年間もくもくと行儀見習いをするわけだが、「いやいやながら」があるとき「進んで」に変わってからいろんなことが面白くなっていったものだ。どういうんだろう、あれは…。先人の知恵なんでしょうね。あのこつをつかむと、わさわさした焦りが遠ざかり、呼吸が楽になる。「こんなすっとこどっこいの芸人がいる」とわたしの生き方がお役に立てばうれしい。20代の自殺が増えているそうだ、これこそ、モッタイナイ!