May 31, 2006

一同唖然

広小路亭昼席に出演。トリが宝井馬琴ということもあってか、なんとお客さんが70人以上も。終演後馬琴先生が前座さんも含めて10人程、昔の本牧亭の前にある「とんかつ武蔵野」に誘ってくれた。自分の経験からも大御所から苦労話を聞くのことは若手にとってとても収穫、勉強になる。一同たのしく打ち上げをしていたら、昼席に来ていた年配のお客さんが話しかけてきた。こういう事はよくあることだ。ところが、びっくり仰天!「人間国宝になった貞水さんと馬琴さんを前座時代から聞いているが、馬琴さんは先代そっくり、そこで差がついた」と、とんでもない事をのたまって「言うだけでは悪いから」とおあしを一枚置いて行った。一同唖然…、流石に馬琴先生、カチンと来つつも大人の対応で終始したが、これってけんか売っているようなもの。どうしても言いたいのなら、本人にだけいえばいい。まったく、長年講談を聞いてきた人のすることかね?とちょっとがっかり。


May 28, 2006

「いわき発安寿と厨子王物語」

いわき発安寿と厨子王物語」の脚色をがらっと変えようと思う。全体を簡潔して母子の別れと再会のシーンをもっともっと盛り上げて。きょう横田早紀江さんとキム・ヨンナムさんの母チェ・ゲウォルさんが対面。ふたりの母親が抱き合い慰め合っている。感無量。誰かが「安寿と厨子王」は拉致の原点といっていた言葉を思い出す。それにしても、かつての数十万と言われる朝鮮半島や中国から強制連行された人々に対する謝罪も責任も取らないで、政府は、とくに安倍晋三氏はこの拉致問題を政治利用しているのはいただけない。
今回の二人の対面は、「親子の情愛」に国籍も時代も関係ない、強制連行されたの親たちも横田早紀江さんやチェ・ゲウォルさんと同じだ、いうことに想像力を働かせてもらういい機会かもしれない。
日韓の二人の母親が片時も忘れられない我が子と再会できる日を「安寿と厨子王」を語りながら祈りたい。

May 24, 2006

「防ケガ訓練?」

内出血を着物で隠し、UFJニコスの防災訓練で「浜口梧陵」を一席。にその後元NHKの吉村秀實さんがスライドを示しながら講演。浜口梧陵や広村堤防のスライドをみて、早く現地を訪ねたくなった。阪神大震災の写真、いかにマンションも危ないかとひやひやしながら、当時を思い出した。あの地震の教訓が耐震偽造を生む結果になった。姉歯氏や小嶋氏をスケープゴードにしてすむ問題ではない。講義を聞きながら予想される関東地域の大地震を思いをはせ気をひきしめる。でも…その前に私は防ケガ訓練をしなければならないかも。

May 23, 2006

「傘をさしながら」

6月から路上駐車取り締まりが厳しくなるばかりではない。傘をさしながらの自転車運転も禁止になるそうだ。いったい誰がそれをチエックするのだろうなんて考えながら、雨天の夕方、急ぐ用でもないのに傘を片手で持ちながら自転車で出かけた。なんとなく天気も気分もはっきりしないこんな日は、きっと事故を起こすかも?と用心のため車ではなく自転車で。そして予知能力がついたと喜ぶべきか、歩道で滑って単独転倒。「大丈夫ですか〜」と向こうの方でやはり自転車の奥さんが声をかけてくれた。「ええ」とはいったものの、心臓はどきどき、足はガクガク、自転車はガタガタ…。家に入るなりさぞや血だらけになっているだろうと、おそるおそる見てみると出血はなく、内出血がすごい。2カ所ほどぷっくりと腫れていた。急いで冷やして一段落。体重が、年齢が、運動不足が、と理由をさがしていると、「ただ、すこしおっちょこちょいなだけよ」きっぱりと娘が慰めてくれた…


May 22, 2006

「フクちゃんお花見の会」

横山隆一さんの邸宅がスターバックスに変身して半年がたち、「フクちゃんお花見の会」が開催された。もちろんプールの側の八重桜は心眼で観るのみ。渡辺貞夫さん、藤子不二雄Aさん、黒鉄ヒロシさんたち、そうそうたる湘南文化人の集まりに参加させてもらう。社長さん交代のお披露目ということらしいが、お客さんは「なべさだトリオ」の演奏にもう興奮。渡辺さんとなじみの恐れを知らない?若いお医者さんが二曲も歌って、びっくり。飛び入りさせてもらいたいのを私はじっと我慢。なにしろバンドがバンドですからね。