April 05, 2016

桜満開、「福島の祈り」ツアー報告

4月1日から4日までの敦賀、京都、富山「福島の祈り」ツアー報告です。

1日、休憩をとりながら6時間かけて敦賀へ移動、2日は開演前に会場近くの金ケ崎「人道の港敦賀ムゼウム」に。敦賀港は以前は国際港で、ウラジオストックからシベリア鉄道につなっがっていた、杉原千畝のピザで救われた6000人ものユダヤ難民が敦賀港に上陸、その時の感動が伝わってくる。
講談終了後は松永寛治さんの案内で美浜原発、そしてもんじゅを遠くから。美しい海水浴場に全くそぐわない。
私の講談の前に病院から車椅子で駆け付けた主催者代表の杉原厚子さんの力強く挨拶、
「ガンで腹水が溜まり、ポンポコリンのお腹でやって来ました。今92だが安倍に負けるわけにはいかない、必ず原発を止める」
お客さんたちは笑っていいものか戸惑っていると、もう一度「ポンポコリンのお腹できた」と繰り返され(笑)杉原さんからパワーをいただきました。その後の主催者代表の方の挨拶、微妙な静か語りの中に間があり、会場はシーン。懇親会でその方が真宗大谷派の僧侶さんと知り納得(笑)敦賀環境を考える会のみなさま、ありがとうございました。


3日、花曇りはの京都は「京都アスニー」で午後2時から「福島の祈り」そして佐伯昌和さんのお話「ぼくの暮らしと脱原発」に続き南相馬から京都に避難中の福島敦子さんの訴え、そして市民環境研究所代表の石田紀郎さんが「福島原発刑事裁判を支えよう」のテーマで講演と充実した内容でした。NPOで京都の家をリフレッシュハウスに提供してくれた木原さんご夫妻、大津市から青田さんご夫妻も駆けつけてくれてました!終了後、福島さんのご友人、仙台から避難中の方に話しかけると泣き出されて、どれほどお辛かったかと‥。福島さんたちは裁判で訴えている、心から応援します。


4日、京都から富山へ。真酒亭の村田千晴さんが主催する「みゃーらく座」はマルセ太郎さんから始まり、だいぶ前にはだしのゲン、新釈四谷怪談で呼んでもらったことがあり、今回は私の方から声をかけさせてもらった。しかし、新年度最初の月曜日!集客が一番厳しい時期でした。その上、例年より早い桜の開花。敦賀も京都も週末で花見日和、そして富山はダブルパンチ。
それでも50人近くの方が来てくれ、終了後は真酒亭で打ち上げ。ホタルイカや白エビ、そして純米吟醸「みゃらーらくもん」をいただき私としては大満足。

この4日間、移動の間も桜、桜、桜。公演後のお酒のお魚も美味しく思い出に残るツアーとなりました。皆様、お世話になりました〜。