December 08, 2016

はだしのゲン、安寿と厨子王物語、今年最後の香織倶楽部

11月29(火)
大田区立消費者生活センターで「沖縄、福島の今」に呼んでもらう。
来日中のC・アレクシエービッチさん、25日には東大で、28日には外語大で講演し、新聞のコピーを持っていき、まずはその話から入った。「原発は形をかえた戦争」「国は人命に全責任を負うことはしない」「日本社会には抵抗という文化がない」と彼女ならではの言葉を発してくれた、ハッとする、でも本当の日本の姿だ。百姓一揆など抵抗という文化はあった、それを育てる文化が近代日本にはないのだ。だから彼女の目には見えなかったのだと思う。
12月3(土)
今年の3月にも呼んでいただいた東京法律事務所9条の会に「はだしのゲン」でまた声をかけてくれた。あの時は予定候補だった山添拓さんが参院選で見事な結果、ほんとに良かった!今日は忙しい中駆けつけ国会報告を。講談の後の若手弁護士の漫談も痛快でした。今国会だけでも強行採決が三回、笑ったり怒ったりの楽しい一日でした。


12月4(日)
「いわき発安寿と厨子王物語平成版」。母子が悪漢に追われ磐城から母の実家のある福島市渡利へ。そこにも悪漢が迫って越後へと。まるで放射能から逃げる親子に二重写し‥。1千年前には想像もつかなかった惨禍がある、文明の発達とは?古典を通して現代を問う作品となった。今回は全部暗記して語ろうと少し前から早朝稽古、その甲斐もあり、心底から演じることができて手応え十分。
終了後、カーテンコールのハプニングで誕生祝いの花束贈呈も。遠路いわきからも数名来てくれました。弟子、伊織の「母里大平」も受けて思い出に残る?歳の誕生日となりました。



12月8(木)打ち上げで風邪引きのほとの前に座ったのが災いして?6、7日と風邪で寝込んでしまった。熱に浮かされながら思い出すのは幼いころ、父おでこを合わせて熱を測ってくれたことやバナナを枕元に置いてくれたこと、母が葛湯を作って飲ませてくれたこと等々‥。親の愛情に包まれて育ったのだな〜としみじみ思うのはやはり歳をとったからでしょうか(笑)風邪を押さえ込み、8日、今年最後の講談教室「香織俱楽部」へ。皆で元気に声を出し、終了後は教室にておでんをいただきながらの忘年会。皆さん、上達して他から声がかかるほどになった、来年も楽しみです。