December 18, 2016

レイバーネットTV、上田市「男女共同参画フォーラム」

12月11(日)
あの日から5年と9ヶ月、財政難と戦いながら数え切れないぐらい福島に足を運んでいる「民の声新聞」発行人鈴木博喜氏の報告会をNPO「ふくしま支援人と文化ネット」主催で開催。目前に迫る住宅支援打切り、帰還‥人々の戸惑い、懊悩。福島に通い続けている彼ならではの胸に迫る、それでいて優しさに満ちたお話でした。

13(火)オスプレイが墜落した。報道では不時着とか。機体がばらばらの不時着なんて聞いたことがない。3号機の水素爆発を爆発的事象と言いくるめるのと同じまやかしの言葉。いい加減にしてほしい(怒)
14(水)
レイバーネットTV午後8時から「2016わたしの一冊〜本の発見」にゲスト出演。C・アレクシエービッチさんの「戦争は女の顔をしていない」について語らせてもらう。ここ2、3日集中して読み、他のことが考えられないぐらいの修羅場を体験した女性たちの発言の数々。10代で国のために前線で戦った女の子たち、生理用品さえ支給されない戦場での戦い、行進の後は月経の血がそこここに。負傷した兵士たちを命がけで救助する女の子たち、切断した手足をはいった桶を見て気絶した兵士もいた‥。戦場でのむせかえるような汗と血の匂いがただよってきた。戦争は女性にはまったく向いていない、もちろん男性にも向いていない、押し進めるのは決して血を流さず、戦争で富をえる立場の人々。 冒頭の「戦争のことを聞いただけで、それを考えただけでむかつくような、そんな本が書けたら、戦争のことを考えただけでぞっとするような、そんな本を」C・アレクシエービッチさんの試みは成功した、安保法案を推し進める政治家にこそ読んでほしい、必読書だ。でも読まないだろうね〜(苦笑)


17(土)
上田市、男女共同参画フォーラム「災害とこれからの地域コミュニテイ」で「福島の祈り」を一席。講談の後は元千葉県知事の堂本暁子さんと元長野県副知事加藤さゆりさんの問題提起、そして3人のパネルディスカッション。
開催にあたって上田平塚らいてうの会代表の杉山洋子さんの挨拶は歌からはじまり印象的。大河ドラマ真田丸で観光客が増えた上田市は、女性のネットワークが頼もしいと感じた一日でした。