January 11, 2016

初席、和良氏との対談、「わたしの、終わらない旅」

9(土)谷中に住む講談教室の田中伸織さんが声をかけてくれて谷中での月一原発映画祭に。もう43回目だそうだ。昨年からの「ニュークリアサベージ」「放射線を浴びたX年後1、2」に続きぜひ観たいと思っていた「わたしの、終わらない旅」。きっかけは監督のお母さんが残した「聞いてください」という一冊の本。お母さんはフランスのラ・アーグの各再処理施設の対岸の島に暮らす監督のお姉さんからの手紙で放射能の汚染に気づき、思いの丈を書いた「聞いてください」を道行く人に手渡しはじめる。この母にしてこの娘あり、だ。監督は夫のグレッグ・デイビスの死をきっかけに枯葉剤について映画作成を決意し、2007年に「花はどこへいった」を完成。 311の時はちょうど「沈黙の春を生きて」の編集をしている時だったそうだ。311後、登壇者同士として集会でお目にかかり、早速そのDVDを送ってもらったことがある。
映画は監督が案内役で フランス、マーシャル諸島、カザフスタン、そして福島の現実を淡々と追いかける。60年後のマーシャル諸島、今は他の島に暮らす人々は帰郷を切望しつつ60年だ‥。カザフスタンのセミパラチンクス、470回の実験で150万人が影響を受けた。多くが亡くなり、多くが街を出て行った。そして福島‥おそらく何十年たっても望郷の念は消えないだろう。

6(水)NPOふくしま支援・人と文化ネットワークの広報誌の新春対談。いわき市草木台 「向志満」で佐藤和良さんと。他に広重さん兄弟とその友人も参加。佐藤さんとは9月の選挙の出陣式以来だ。あのときはよもや落選するとは思いもよらなかった、なにせ市会議員中一番の働き手だったのだから。落選のショックは薄らいだものの、やはり悔しさがこみ上げて選挙話でしばし盛り上がる。
その後は別の友人たちが待つといういわき駅前に場所を移して、思い出話で相当盛り上がっている皆さんと別れ常磐線で泉駅へ向かう。母が元気でいるのでほんとに嬉しい。


4(月)今日が千秋楽の講談協会の初席、連日大入り。いよいよ「怒り」の話芸、講談も注目されるかも(笑)怒りの前にはわらいあり、今年も明るく怒ります。演芸ライターを志す静岡在住の萩原さんが楽屋を訪ねてくれ、琴調先生に紹介する。その後、講談教室の皆さんと一緒に打ち上げにも付き合ってくれ、今年初の寄席と打ち上げは楽しく終了することができました。本年もご贔屓ください。