August 09, 2014

69回目の原爆忌

6日、5年前に「はだしのゲン」で呼んでもらった皆さんが中心となって鎌倉で「福島の祈り」公演。前半は飯館村の長谷川健一さんが故郷報告。無念さ、悔しさ、憤りが聞く人の涙を誘う。しかし、終盤、とても元気がでる報告があった。弁護士と村人を説得して歩いたところ、なんと2700人もの皆さんが救済申し立て団の加わってくれたそうだ。申し立て団の名称は「あやまれ、まやれ(償え)かえせ飯舘村」
そう、ここまで人としての尊厳が踏みにじられ、泣き寝入りしている場合ではない、のです。
69回目のヒロシマ原爆の日、この日は珍しく雨、そして安倍首相は信じられない行動に出た。挨拶文が去年のコピペ。毎年繰り返される式典、被爆者の祈りから遠ざかる政治情勢、それを揶揄する意味で芸人がやるなら結構だが、一国の首相がこんな悪ふざけをしてはいけない。そして、9日、長崎でもやはりコピペ…。被爆者代表の方が「集団的自衛権講師に言及したことに対し「見解の相違」と心ない言葉…。
平和を願う式典で「戦争やるもんね〜〜」と喧嘩を売りに行った首相この日は、台風で雨が降ったりやんだり…そんな中、大間木公園の花火大会が決行されました。なんと花火の間だけ、雨がやみ、台風の風が火薬の煙を流してくれて花火がくっきり…。肌寒くてビールの売れ行きはイマイチだったようだが、出店が並び、娘の浴衣姿もなかなかで、あっという間の一時間。
花火を観ながら自分に言い聞かせたこと。戦争、原爆、そして原発事故、国家によって国民が理不尽に殺されたり、棄民にされたり…これ以上繰り返させてはいけない、
そのために私たちは智慧をしぼり、声をだしつづける。仲間を増やして、しつこく、しぶとく…。