June 16, 2014

井戸川克隆さんと

与野駅から徒歩3分の下落合コミセンで前双葉町町長井戸川克隆さんの講演を聴く。まず、あちこち具合が悪く、きょうは感覚が変でもやっとした感覚とご自身の体調を報告。被曝の影響がでているのでしょう…。
自分で作ったパワーポイントを使い、分かりやすく丁寧だ。今、再稼働に賛成している自治体に考え直して欲しいと、原発があるが故に赤字で苦しんだ経験を語る。そして3年経った町民の生活はというと。原発の仕事は一日10分だったからフルタイムの仕事は勤まらない。商業者は避難先で再開できない。開業すると避難先で商売敵になってしまうから。農家は技術が有るから技術力で改善できるなど「手に職」がある人が強いと強調。そして今まさに進行中の中間貯蔵施設に関しては、双葉町大熊町など地元の地権者を無視し、権限もない行政区長と話を進めているそうだ。こういう人権侵害がまかり通っているのだ。講演後、質疑応答に1時間、そして「福島原発避難者訴訟、相双の会原告団」の呼びかけ人として一言挨拶をさせてもらった。
世話人の荒畑さん宅での懇親会には27人も参加。持ち寄りのおいしい手料理をいただきながら、さいたまで避難生活中のみなさんと泣いたり笑ったりの心に残る一日でした。

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