November 14, 2014

松陰神社、広島、そして古の奈良から大和市へ

10(月)はせっかく山口に来たのだからと萩の松陰神社へ。来年の大河ドラマは吉田松陰の妹が主役という「花燃ゆ」効果?月曜にしては観光客がたくさん。「松下村塾」の小さい事!ここから明治の胎動が始まったと思うと感無量…。そして新撰組、会津の悲劇。明治政府の脱亜入欧、富国強兵。色々あって、原爆投下、原発事故と、複雑な感情が目まぐるしく頭の中を駆け巡り…。

次に訪ねた岩国の錦帯橋のお見事さ!モヤモヤが吹き飛びました(笑)ケーブルに乗り5分歩いて岩国城へ。最高の秋晴れの景色を堪能して、岩国駅から広島駅へ。友人たちと懐かしの会食。
11(火)は早朝に散歩して原爆ドームへ。木漏れ日、落ち葉、ドーム、この時期に訪ねたのは初めてかもしれない…。犠牲者のご冥福を祈って奈良に向う。10月にも泊めてもらった橿原神宮前駅の橿原ロイヤルホテルへ。温泉がありお陰様で長旅の疲れを取る事ができて感謝です。
12(水)朝方の小雨は程なく止み、会場へ。会場の左には紅葉始めた畝傍山、右は万葉集でおなじみの香具山。そして向こうに耳成山と、なんと贅沢な環境!?とばかり外に出て写真撮りまくり(笑)「差別をなくす奈良県宗教者連帯会議」主催の「福島の祈り」、消防隊員が浜辺で遺体を捜索するシーンでは満席の会場のあちこちからすすり泣きが聞こえてきました。奈良も敦賀原発からそう遠くはない、奈良から観光客が消えたら…原発再稼動などとんでもないと皆さんと気持ちを一つにし、次回はぜひ観光をと願いつつ帰路につきました。奈良の皆さん、ありがとうございました!


14(金)「舘野鉄工所墜落事故50周年慰霊市民の集いー米軍機の墜落事故を風化させないー」実行委員会の声をかけてもらい、久しぶりに「米軍ジェット機墜落、哀しみの母子像」を語りました。講談の前に今まで沈黙されていたご遺族、4男の舘野義雄さんのお話。中学生のときに事故に遭遇し、その時の驚き、怒り、その後のご苦労…淡々とやさしい語り口の中にも激しい怒りが込められていて、事故で遺族の皆さんがどれほど辛い思いをなさったか…胸がいっぱいになった。
卒論に米軍基地を取り上げるという東京女子大の4年生の学生さんを紹介してもらう。オスプレイが我が物顔で日本の空を低空で訓練する日常がそこに迫っている、若い方々にぜひ知って欲しいし広めて欲しいと切にねがいます。この信じられない悲劇を!打ち上げに参加したくも、明日はNPOの大イベントがあるので失礼したが、主催者の方々、舘野さんとゆっくり語りたかったです!