January 23, 2014

領民を守るまことの殿様

23日
待ちに待った、細川氏の都知事選出馬記者会見をユーチュウーブで見た。見た後、感動で気分が昂揚し思わず夜の寒空に飛び出しで、近所を早歩きした。2年前の「収束宣言」から昨年の嘘つき大会のオリンピック招致、秘密保護法と枚挙にいとまなないほど苦渋を飲まされて来た。民主主義とは何かと悩まされて来た。「世界でも初めての歴史的実験になるかもしれませんが、世界が生きのびていくためには、豊かな国や生活のスタイルを多消費型から、共存型へと変えていくしかありません。成長がすべてを解決するという傲慢(ごうまん)な資本主義から、幸せは生まれないということを、我々はもっと謙虚に学ぶべきだ」最後に「歴史的闘いにすべてをなげうって闘う」細川氏は冷静で誠実で、領民を守るまことの殿様の姿がここにある。今、この国を代表する首相は、領民からむさぼり取った税金で領民を売りとばす未熟なバカ殿だということが比較して良く分かった。わたしゃオリンピックやるのなら被災地も共に楽しめなきゃありえないと思っていた。そこも一致、嬉しい〜。
田中龍作ジャーナル | 【都知事選】
細川氏 「原発こそ最重要争点」
http://tanakaryusaku.jp/2014/01/0008623

「原発ゼロ」を口にするのは簡単だ。原発を再稼働させた野田政権でさえ「2030年代までに原発をゼロにする」と言って国民をだましていた。原発ゼロへの本気度を測るのは再稼働を容認するか、しないか、だ。
東電は柏崎刈羽原発の7月再稼働を目論む。記者会見で田中龍作ジャーナルは細川氏に質した。「柏崎刈羽原発の再稼働はどんなことがあっても阻止するか?」「東電の株主総会で再稼働反対の株主提案をするか?」と。
細川氏は「もちろんです」と明確に答えた。ライバル候補である舛添元厚労相のように「僕は脱原発です」としながら「すぐにゼロというのは無責任。中長期的に見て…」などと訳のわからないことは言わない。
「世界が変わるには豊かな国が大量消費からシフトして変えるしかない」「傲慢なやり方からは幸せは生まれない」「核のゴミは捨てる場所さえない。 後の世代に対する犯罪行為だ」「いつまでも原発にしがみついていると日本はとり残される」…細川氏は脱原発の哲学を淀みなく語った。
同じく脱原発を掲げる宇都宮健児氏との違いについて聞かれると細川氏は次のように答えた―
「(宇都宮氏は)他の問題を同列にしている。私は(脱)原発、再稼働(阻止)が何をもってしても最初の問題としている」。
原発推進メディアの記者からは争点ずらしの質問が飛んだ―「原発は国の政策だ。なぜ都知事なのか?」
細川氏は「東京が(電力の)最大消費地なのでここ(東京)からもの申すことに意味がある」と答えた。
質疑応答が始まる前に「都知事の第一の責任は都民の生活を守ること。オリンピックやTPPどころではない。原発こそ最重要争点だと思う」とも話している。これが原発推進メディアには面白くなかったのだろう。
20年前に起きた佐川急便からの1億円借り入れ問題についても執拗に追及された。
「すべて返済し終え、根抵当も消滅している」と淡々と答えた。舛添氏のように簡単に怒り出すようなことはなかった。
高齢(76歳)について聞かれると、「不条理に対して戦う気力があれば老いることはない」。元首相は残りの人生すべてを脱原発にかける。