February 27, 2014

阿波市、東京そして名古屋

21(金)いつも木曜日のサロンが今月は金曜日。都合が悪い人が多く、少人数でのサロンとなったけど、福田さんの靖国にまつられている英霊たちが脱走してアメリカ大使館に逃げ込むという新作、多いに受けた。「佐藤佐平治」のDVDを観る。立派すぎて講談にならないと。彼の講談ではなく、その周辺、あるいは現代を語って彼をリスペクトするような手法、なんなないかな?
23(日)阿波市で講演。2月に入って大雪に見舞われた日曜日、としては久しぶりの晴天で定刻に開演。終了後は高開千代子さんと四国霊場の第一番目霊山寺へ。空港で最終便まで話をし多いに盛り上がりました。
25(火)きょうは9時から東京グランドホテル、曹洞宗の人権講演会に。新橋、浜松町間で音がしたと電車が10分も止まり、あとはのろのろ運転。追突事故とか、ここのところ毎日のように不備がある。やはり28年前の国鉄民営化の影響だろう。安全を後回しにして効率化ばかり求めている、とんでもない事故にならなければいいが…。曹洞宗は人権、平和、環境を三本柱にして活動している。講演終了後「自分たちがやるべきことをやってくれて」といわれ、なるほど〜。「朝三時半に起床しているので講演中寝てしまう僧もいるので、気を悪くしないで」と教えてくれる心配り。福島常円寺のつるりん和尚も曹洞宗だ。鶴見の総持寺、福井の永平寺と本山が2つあり終了後、修行僧のみなさんへの人権講座の声をかけてもらった。
新聞に今度は武器輸出三原則が破られるとの記事。首相の憲法解釈により集団的自衛権の行使容認が、閣僚だけで決められかねないだけでも大問題なのに。そこへもってきて今度はエネルギー基本計画に公約違反の原発再稼働の推進明示まで。もう、どうにも止まらない〜山本リンダさんの歌が聞こえてきそう。公明党、どうした!?
宗教家の皆さん、乱世です、ともに闘いましょう〜。

26(水)27(木)と名古屋のうりんこ劇団で講談ワークショップ。もう8年目になる。演目は「鉢の木」、初日は新人4人の特訓が中心で5時間も。翌日はさらに難しい「謡調子」を中心に稽古し始めたところ、時間がかかり発表に間に合わないと急遽、ベテランの皆さんに新人をひとりづづ担当してもらい個人レッスン。なんとか発表まで終える事ができました。新見豊さんの「握手会討ち入り」の新作、データで読ませてもらったところ、軽妙でとてもいい、ということで今度の本に掲載させてもらう事に。良かったですね〜そして、ありがとう、新見さん!

February 22, 2014

真央ちゃんに軍配〜

20日の日本橋夜席のマクラでテレビのコメンテーターと同じことをいってもしようがないから。「国民の気持ちを支配する人がひとりいる。真央ちゃんです。真央ちゃんがショートプログラムで失敗してむかえた今朝、国中がシーンと。あれはね、実は毒をもられたんですよ。なにしろ、ロシアに韓国でしょう…。でもフリーは大丈夫、毒がぬけて、今度は安心していいですよ。絶対大丈夫」と確信をもってお客様に。それが、大当たり〜〜。フリーでは自己ベストを更新する神業のような演技、私も泣いたし、国中泣いた!こんなにハラハラさせる真央さんって。すごい…。安倍さんのはヒヤヒヤ。真央ちゃんに軍配〜。
21日、いつも木曜日のサロンが今月は金曜日。都合が悪い人が多く、少人数でのサロンとなったけど、福田さんの靖国にまつられている英霊たちが脱走してアメリカ大使館に逃げ込むという新作、多いに受けた。「佐藤佐平治」のDVDを観る。立派すぎて講談にならないと。彼の講談ではなく、その周辺、あるいは現代を語って彼をリスペクトするような手法、なんなないかな?

February 20, 2014

彦根、そして大雪の人生模様

15日、関東はまたしても雪模様。きのうは彦根ビューホテルに前泊。夕方は明日の主催者の皆さんと懇親会。足利事件の菅谷さん、ふっくらされてはじめは気がつかず。なんでもラーメンが好きで週に3回も食べるとか。せいぜい1回にしてくださいね(笑)お父様が南会津の出身、大雪が心配と思いやる方でカラオケがお好きということ、機会があったらご一緒しましょう。
滋賀県立文化産業交流会館での「部落解放研究21回滋賀県集会」で午前中に「はだしのゲンそしてフクシマ」で一席。1000人以上の皆さんが静かに聞いてくれました。先週、今週と地方にいて大雪には直面していないけど、明日のあきる野市の講演が中止に。天候で中止になったのは初めて。これでほんとに温暖化?

19日、連日オリンピックの報道ばかりでじりじりしていたが、やっと大雪被害の実態が大きく報道がされるようになった。政府もいまごろになって調査団を派遣している。高速道路で立ち往生してしまった車の多いこと。完全に孤立してしまった町や村、一刻もはやく自衛隊など派遣すべきなのに、安倍首相は何も指示せず16日に高級天ぷらやで会食とは。こういう危機管理能力のない人たちがまた原発再稼働しようとしている(怒)
こんな中、こころ暖まる報道も。「福島市の国道4号で16日、沿道の仮設住宅に暮らす福島県飯舘村民がおにぎりを炊き出し、飲まず食わずのドライバーたちに次々と差し入れた。持病のため運転席で意識を失いかけていた男性は19日、取材に「命を救われた思いだった」と証言。東京電力福島第1原発事故に伴う避難が続く村の人たちは「国内外から支援を受けた恩返しです」と振り返った。」飯舘村の皆さん、政府にも県にも裏切られ、辛酸をなめながら…なんと優しい(涙)
私は連日、本のまとめ、そしてタイトルをどうしようかと迷っている。
「311後を生き抜く力声を持て」
「311後、あきれ果ててもあきらめない」

February 11, 2014

富士宮市、田辺市、そして長崎へ

2(日)富士宮市男女共同参画講演会「花も嵐も講釈師が語ります。」雨であいにく富士山はみる事はできませんでしたが、女性達が中心となり各フロアでいろんなイベントが開催されていい雰囲気。7年前にお連れ合いを亡くされた教育委員長さんが今年は出し巻き卵をうまく作るのが目標と挨拶。これは女性達に大受けでした!

8(土)田辺市紀南文化会館で「はだしのゲン」。昨年6月田辺市の母親大会に参加された高教組のみなさんが中心となって実現してくれました。昨年、満員で入れなかった「とっくり」さんで実においしい鰹の刺身をいただき、ホテルの近くのお寿司やで「人はめ」という見た目は黒いがお湯にいれるとあざやかな緑色になる若布のやわらかさにびっくり。海の幸にめぐまれたこの環境を守ってください!小雨の中、ほぼ満席、実行委員の皆様、ありがとうございました!
関東は大雪、田辺市は小雨、終了後、新大阪に宿泊し、9日は長崎へ移動。新大阪駅は雪のためダイヤが乱れ、混雑していて東京も大変だろうな〜。明日の投票は大丈夫か!?
9日、大阪も長崎も雪がないので問題ないと思っていたら、乗務員の手配が混乱しているということでなんと伊丹発9:50分が11:40分、1時間50分も遅れてしまった!長崎平和記念館ホールでの講演会、2時の開演時間を30分遅らせて無事終了!終了後、10年前に開設した国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館を案内していただき献花させてもらい、井原市議が中心となって懇親会を開いてくれ、最終便、こちらも40分遅れで無事羽田空港へ。雪に翻弄された一日でした。
都知事選、なんの因果か、かこれだけの大雪にみまわれてしまうとは!テレビでは「外出をひかえるように」と繰り返しアナウンス。選挙中の盛り上がりは完全に無視し、今度は外出するなと。結果投票率も低く、組織票で女性蔑視者の舛添氏が当選。ま、女性蔑視者が都知事になるというのは伝統芸かもしれないが…。宇都宮氏と細川氏の合計得票数が194万。舛添氏に17万差と迫ったのを良しとし、「再稼働反対」「秘密保護法廃案」その他、多いに声をあげていこう、何しろ、われわれは命がかかっているのだから。

February 02, 2014

秋山郷、八亀寿司、そして樋口健二さん

1月29(水)昨日から一泊で津南市秋山郷へ。
天保、天明の飢饉がつづく江戸時代、代々、飢えに苦しむ村を救済する事を家訓として自分たちも雇い人も粗食に耐えた「佐藤佐兵治」。ところは新潟県と長野県にまたがる豪雪地帯、秘境といわれる津南市秋山郷。その昔「佐藤佐兵治」のおかげで先祖が救われ今の自分がある、このような人物を今の時代によみがえらせたいとドキュメント映画の企画をたてた山田龍一さんに、1月末1泊2日で、秋山郷を案内してもらった。山田さんが支配人をまかされている「萌木の里」は目の前が川で、その向こうに雪の山々が連なり、ため息が出るぐらい開放的な風景。コテージも棟あり、源泉掛け流しの温泉も良し。津南ポークのしゃぶしゃぶを肴に地元のお酒にした鼓。その昔、餓死した村人を思うと申し訳ないようでした。その全員餓死して消滅した村跡は今は雪の中。山菜が芽吹く時期にまた案内してもらうと約束。講談サロンのみんな合宿して「佐藤佐兵治」伝に取り組むのもいいかも。
2日間雪はぴたっとやみ、山々は雪化粧して私たちを見送ってくれた。

31(金)都教組板橋支部「新春のつどい」で板橋グリーンホールへ。5時に近所にすむ織音さんと入り口で待ち合わせして、初めてつきちゃんと対面、生後6ヶ月、おとなしくてニコニコ顔、織音さんにとても似ていてかわいい〜〜。初孫を抱いた気分でした(笑)新春のつどい、参加者はそう多くはなかったが、質疑応答もいれて和気あいあいとても楽しい2時間でした。終了後はきょうで閉店の赤羽の「八亀寿司」さんへ。大入り満員で初めて二階へあがりました。私の手ぬぐいを早速頭に巻いて、ますます男っぷりがあがりました。長い間、おいしいお寿司、楽しいお話で楽しませてくれてありがとうございました!

2月1(土)カメラマン、樋口健二さんの講演を聴きに三鷹へ。311前までは原発や放射能にまったく関心がなかった若い母親達が企画し今回で2回目。四日市喘息から原発作業員にいたるまでを休憩なしでなんと4時間も。身振り手振りでを入れ身体を動かし「はい、次、はい次」と次々とスライドが映し出されてゆく。時に冗談やだじゃれを入れながら。「ふざけたことをいって不謹慎だと思うかもしれないが、深刻に語っていて号泣してしまった事がある、だからこういう語りになったの」と。樋口さんの写真からは被害者の嘆き、怒りが痛いほど伝わってくるから、たのしい語り口が救いになる。講談と似ているなあ〜。