March 19, 2013

インド訪問記2

あ〜だ、こ〜だといろいろあって…。
だいぶ空いてしまったが、インド訪問記の続きです。

インド訪問記2
2月28日、ホテルの窓から牛の姿が見える。デカン高原の朝だ。
ホテルの向かい側には2年後完成予定のショッピングセンターの絵が描かれた大きな看板。道路の両側は屋台が多く、また一年雨がふらないので埃がすごい。車やバイクのクラクションの喧騒、牛や山羊や犬がそこらじゅうウロウロしている。猪豚がどぶのような水たまりでえさを探している姿は、どぶの水の色にとけ込んでいてなんとも…。
近くの屋台でチャイしてガンダルバディ村の小学校へ。チャイはどこへいってもコーヒーのミルク入れぐらい小さなカップで出てくる。すごく甘いのだがこれを頂くと目が覚める。
さあ、ガンダルバディ村到着。もう大人も子どもたちも広場に座って待ち受けていてくれた。文字通り村をあげての歓迎会、パソコン、文具品贈呈式、長老や先生や村の人たちがスピーチ、歓迎の花束贈呈など、子供達も目を輝かせていていた。村の女性たちが作った昼食をいただく。その後教室で交流会、大久保さん、キャベツの歌で指あそび、子供達やおばさんも歌を披露楽しいひと時。

その後、男性たちと会談。ムンバイのような都会は4、5人いて、科目ごとに教えることができるのに校長を入れて先生が二人しかいない、と不満顔。ちなみにインドは女性の先生が多い。農村の女性は家庭に入って家族のために働くのがほとんど。だから女の子たちにとって先生は憧れの職業なのだ。この小学校は1959年創立。生徒は5歳から10歳まで男26人女22人の48人いる。幼稚園のようなものはあるが、いかない子も多いそうだ。
この学校を卒業すると来る途中にあった7年制の中高校に。義務教育は4年と7年で11年。雨が降らない時期は農作業ができないので親たちは出稼ぎに出かける。家族と暮らしているのはたった5人、だから子どもたちは全員朝昼晩、集会場で食事をともにしている。共同体で面倒みているのね。こどもの個食などとんでもないという訳だ。
子供達に将来の夢を聞くと、女の子はドクター、または先生。男の子はエンジニアだった。
また、明日もくるよと車から手をふって子供達とさよならする。
でこぼこ道を揺られ揺られ40分かけてホテルへ戻る。
ジョディさんがきたので、シュリ君、バラテさんや私たち皆で買い物に行く事に。ジョディさんサリーを買いに、私はサンダル。牛が臼を引いて作るさとうきびジュースは自然の甘さでとても美味しかった。サリーのお店で岡部さんがハッと気がついたように「お色直しにサリーを着ようかな」と一言。6月に結婚するとのこと。

さっそく、ジョディさんに素晴らしくお似合いのを選んでもらう。私の草履はバラテさんがプレゼントしてくれた。安価なものなので遠慮なくいただくことにした。夜はバラテさん、ジョテイさんと昨日のようにホテルのガーデンで食事。時間帯にも因るということでビールはOK、バラテさんほんの少し、私と長野さんで一本づつ美味しくいただきました。シュリくんは食べる直前に寝てしまった…。大久保さんと岡部さんは全く飲まない。連日37度の暑さ。もうしわけないが、ビール、美味しかったです。