December 31, 2013

1年間ありがとうございまさはいた。

28(土)講談会の締めの「張り扇供養」があった。
1年の終わりに今年を振り返る。今年は松江市教育委員会の「はだしのゲン」閲覧制限があり例年より「はだしのゲン」公演が多かった、そしてまったく棄民状態の福島の報告、「チェルノブイリの祈り」の抜き読みで放射線が子どもや赤ん坊、胎児にどれほど影響があるか、作品を通じて訴える事が出来た。「はだしのゲン」の抜き読みでは被曝した状態をわが事のように感じてもらう事が出来た。
NPOでは子ども達の天草保養が実現した。笠井さん初め天草の皆さんには心より感謝。娘達の生活にも変化があった。あっという間の1年だった。しかしオリンピック招致の際の安倍首相の大嘘はじめ年末の「秘密保護法」「原発ゼロ撤回」「靖国参拝」「辺野古埋め立て」などなど数におごった政権与党の愚行の数々、国民への裏切り。こんな無念な気持ちで正月など迎えられるはずがない。
そこで、気持ちを切り替えてみる。
1年間、全国各地で呼んでくれた主宰者の皆様。お客様の笑顔。福島支援で繋がった全国の仲間。天草保養の子ども達の笑顔。台風など異常気象の中、一度も被害に遭わず風雨をすり抜けて会場に到着できた事。もう、感謝で一杯だ。今、茨城が震源の地震が起きた。大晦日に地震。この地震国で原発を再稼働など絶対に許せない。今、この瞬間、原発なしで正月を迎える事ができるのだから。
「講釈師みてきたような嘘をつき」と言いますが。一国の首相が嘘つきまくるので、私は来年も「見てきたほんと」を語ります。
みなさん、今年1年、応援ありがとうございました。ともに健康に気をつけて来年もふんばりましょう。

December 27, 2013

合同忘年会の日に靖国参拝が

25(水)は今年最後の講談定席が上野広小路亭で。終了後、織音さんと合流し、上野でお客様からおいしい天ぷらをごちそうになり、いいクリスマスでした(笑)

26(木)NPO「ふくしま支援人と文化ネット」と「講談サロン香織倶楽部」の合同大忘年会が文化フォーラムで。初めての試みでしたが、なんと予想以上に33人もの皆さんが来てくれて満席。楽団ひとりの花岡さんのサックス演奏と歌、森さんの南京玉簾、原発から1、5キロのところに住んでいた亀谷さんの切実な報告、民の声新聞の鈴木さんの福島報告と、笑あり涙ありのいい内容の忘年会となりました!
この日は午前中に、まさかの安倍首相靖国参拝。現役首相としては7年目、それでなくとも中韓とは緊迫しているのに、そんなに戦争したいのかと唖然呆然、怒り心頭!23日には国家安全保障会議で南スーダンのPKOに銃弾1万発を無償で譲与、など「武器輸出三原則」を勝手に逸脱、銃弾は殺す為のもの、それを勝手に決めて許せんと怒り千万のところへ持って来て、靖国参拝。
だから尚更、「明るく楽しくしつこく」闘うぞ、「あ呆れ果てても諦めないぞ」気合いが入った亡、いや望年会となったような気がする。準備から後片付けまで、サロンの皆さん、お世話様でした。

27(金)今年の暮れは異常事態だ。靖国参拝で沸騰している怒りが爆発寸前。年があければ「あけましておめでとう」とすべて忘れてしまう、めでたい国民性だから?と安倍首相は完全に国民を愚弄している。「普天間基地を県外に」公約は破られ仲井真沖縄県知事、この日、名護へのうめたてを了承。県庁1階ロビーには反対する市民達1000人以上が座りこむ。4年前に訪ねた辺野古の海のまぶしいほどの美しさを思い出す。中井真知事は3460億の振興費で辺野古を売った。またしても国民の血税を沖縄県民を苦しめることに使われてしまう。フィリピンは選挙で米軍基地を追い出した。日本も続こう!

December 22, 2013

座禅、漏電、広島、そして2度目の横須賀「フラガール」

15(日)から17(火)まで松本市で、野口法蔵師主催の座禅断食道場、今年は12月になってやっと参加する事が出来ました。相変わらず座禅はうまく組めないけど、20分間、複式呼吸でゆっくり数を数える、時々雑念と腰の痛さで数がわからなくなるけど、18回の座禅のうち、3回ぐらいは最後まで数える事が出来た。非日常の空間でゆっくりと心と身体を癒す、また来年もぜひ参加したい。
ところで、断食中の16日に午後神奈川県三浦市の埋め立て地に米軍ヘリコプターが不時着。住宅地から100メートルしか離れていない。36年前の横浜の米軍ジェット機墜落事故を思い出す。基地が本当に日本を守ってくれるのか!?

19(木)今年最後の講談サロン、きょうは小学生もふくめ3人も見学に来てくれたのに雨の影響?あるいは先日の改修工事のせいか?漏電でまっくら。普通はここで諦めるところでしょうが、我がサロンはロウソクと懐中電灯を下のコンビニから買って来て最後まで続行。気合いが入っている、節電の鏡のようなサロンの皆さんです。見学の皆さんも最後までつきあってくださりありがとうございました。

21(土)朝4時半に起きて5時間の移動は辛いよ〜ということで、きのうの内に広島県三原市へ前乗り。今日は午後1時から竹原市人権会館で講演、テーマは「チェルノブイリを語って、今ふるさと福島を考える」。大勢の皆さんで満席!伊方原発が事故に見舞われたら風向きで瀬戸内海はやられてしまう、フクシマは人ごとではない。まず近況報告で12月初めの国会周辺活動を報告、福島県選出の森雅子大臣に秘密保護法の担当にし、福島県民をヅタヅタに傷つけた安倍首相の女性活用方を語っているうちに怒りが炸裂してしまった(笑)それにしても昨日、政府は復興方針転換、早期帰還者には90万あげるって。またまた福島県民を「分断」しようとする。まずはご自分が住んでご覧なさいって(怒)
それから、20日には政府が東電除染比3兆6千億全額肩代わりすると。こんなことがなぜ許される?結局、私たち国民の税金で東電を救済するという事ではないか!県民をいじめ抜いて東電の「ごね得」を許す、政府与党、やる事が真逆です(怒怒)

22(日)10月にも「フラガール」で呼んでもらった横須賀市で再び「フラガール」を。今度は今年度人権を考える講演会の取り組みで「映画を見て、講談を聞いて、女性の生き方を考える」ということで講談と映画と両方、講談では映画のどこを誇張してどこを省略したか、結構楽しめたのでは?

December 14, 2013

三芳町、神戸、国分寺、山形そして平塚らいちょうの母校へ

12月7(土)三芳町教育委員会主催で「フラガール物語」、三芳町在住の福田さんが売り子で来てくれ、終了後、みんなで私の自宅の最寄り駅へ行き、打ち上げを。ところがどこもかしこも忘年会で貸し切り、なんとチェーン店までも…。結局、庄屋の小さなテーブルに5人で狭いながらもたのしい打ち上げでした。(笑)

8(日)須磨区役所多目的ホールでの「2013.12.8平和の集い」テーマは「戦争、原爆、フクシマ」。満員御礼でした。実行委員会のアイ女性会議ひょうごのみなさん「ふくしま支援人と文化ネット」の子ども保養支援Tシャツを着てくれ、販売手伝ってくださいました。打ち上げは新社会党事務所で手作り料理で和気あいあいと。帰りの新幹線で早速、twitterでつぶやいて下った方の感想を読む。「はだしのゲン、チェルノブイリ、フラガールの講談を織り込みながらの講演を聴いてきました。滑舌、話術のすばらしさはもちろんの事、怒りや情熱、心の奥底から沸き上がる魂の叫びのようなものを感じました。講談全編聴いてみたい」「今日初めてきませていただき感銘をうけました。次は本格的な講談も聴きたいです。購入した本を読もうとしたら一緒に行った連れに奪われてしまいました」お運びの皆様、過分なお褒めをいただいた、twitterの皆様、ありがとうございました。


10(火)「泣いて、笑って、励まし合おう!」国分寺でワーカーズ交流会。地域で子育てから介護までのお手伝い、被災地のボランティア活動まで幅広い活動を20年も。これからますます「助け合い」が必要な時代になる、ぜひ、埼玉にも進出して欲しいものです。


11(水)山形は真宗大谷派教務所で講演。会場のご本堂にはとてもすてきな張り紙が「嘘は百万年かけて固めましても嘘です。平野修」公演後も引き続き質疑応答で2時間20分も話させてもらい友だちになった気分です。この真宗大谷派山形教務所は震災後、福島の子どもたちの週末保養や、夏休みなど長期保養に取り組んでくれている、嬉しいです。多い時は8000人以上、今は経済的な理由などで半数の4000人ぐらいが山形で避難生活をしているとの事。秘密保護法、共謀罪どころじゃない、まともな子ども、被災者支援法を早く何とか!
ほんとに、心温まる人たちでほんとはもっとゆっくりお話ししたかったです。

14(土)日本女子大同窓会で講演。
日本女子大、成瀬記念講堂は明治時代に建てられ、大正時代に改修工事、という歴史的な建物。入り口で児童科の同窓会、縦の会の皆さんとのパチリ。講演のテーマは「はだしのゲンを語り続け、今福島を語る」厳かな雰囲気に包まれていい雰囲気でした。保養支援Tシャツやパールのピアスに「子どもたちの健康被害が心配、どのようにして支援したらいいのかと考えていたので、買わせて貰いますね」と皆様協力してくれました。さすが「元始、女性は太陽であった」平塚らいちょうの母校の皆様!

December 07, 2013

12月4日から6日の秘密保護法強行採決

12月4日から6日の秘密保護法強行採決

参議院議員会館の前は秘密保護法に反対する大勢の皆さんにエールを送りながら、疎開裁判の「安倍首相は子ども達を被曝から守るために緊急避難を実施せよ!」記者会見に。井戸川さん「自身、かなり被曝していて気分が悪い、原発事故は事件であり、子ども達を被曝したまま生活させる事は虐待だ。」会場を出る際に挨拶したら「頑張ってくれてるね〜。いわきの北部の人たちはいわきは放射能の影響がないといいきり、補償を退けた前市長を訴えるべき」と。そう、どんどん訴えなくては。ついたての向こうの自主避難者は今年の7月になって福島市内から山梨へ避難したという。家の中は0,8マイクロ。敷地は1,5学校の敷地も同じ。政府の言う事を信じて地域の野菜や水を飲んでいた結果…子ども達と自分に嚢胞。子どもからはセシウムが検出された。夜中に窒息しそうになる。足の裏から、足、腕がちくちくと痛む。身体がだるく、腕がいたくて戸の開閉が出来ない。息子のアレルギーが3倍ぐらい酷くなった。学校を1週間ぐらい休むようになった。もうだめだと観念し、山梨へ。移住後1週間は吐き気、頭痛が続くものの日が経つにつれて良くなって来た。一ヶ月で体調が良くなりしみじみ思う。「もっと早く避難していれば!」
大勢の発言者がつづき、私自身も非常に勉強になった記者会見でした。
5日、秘密保護法の行方が心配で、きょうも国会周辺へ。正門前のドラム隊の後ろで声を張り上げる。実に大勢の方々が反対を訴えてる。その後、参議院議員会館前へ移動し、演説をさせてもらう。「森まさこ大臣、あなたは宇都宮さんの事務所で修行した人権派弁護士だったはずです。あの大震災の後、福島選出の男の国会議員がぼ〜としている中、あなたは車に支援物資を積んで、被災地に何度も足を運び、絶大な信頼を得た。だから今年の参院選でも圧倒的な支持を得たではないか。それなのに、どうして福島の人たちを裏切るのか、いますぐ秘密保護法担当大臣の役をおりなさい。」と。ほんとに心からそう願う!
6日
日比谷野音の大集会に参加。サロンの甲斐さんが席を取っていてくれたお陰で入る事ができた!ものすごい盛り上がりだ。太郎さんも登場「可決された日が始まりだ!執行されるまで一年間ある。地方選で勝利し安部政権を倒す。一万倍返しだ」 。「香織倶楽部」の柿色の旗が夜空に翻りる。夜11時24分に強行採決、自民、公明、醜悪極まれり。しかし、全国から集結した5万人ものみなさんは怒りのパワーで声を上げ続けている、むのたけじさんも「可決されたら廃案に向かってすすむだけ」まさにその通り、これからが始まりです!