November 30, 2013

神田一門会と戸田市の講演

 本来、神田山陽一門は、その昔山陽師匠が弟子たちをひきつれて協会を脱退して「日本講談協会」となった。山陽師匠が「協会に残りたい人はどうぞ」ということで、残ったり、戻ったりして演芸家連合の講談協会に所属している神田一門は今9人だ。すみれさん一門6人による月一回の広小路亭での勉強会の日程を「今年も東北支援、神田一門会」として私と翆月姉さんと織音も参加。なんと70人ものお客様が来てくれました、カンパも含めて7万円以上もNPO「ふくしま支援人と文化ネットワーク」に寄付してくださる事に!すみれさんはじめすみれさん一門の皆さん、お客様、ありがとうございました!こども保養に役立たせていただきますね。
私の演目は劇団青年座の脚本家、高木達さんが10数年前にいわきに住んでいた私にプレゼントしてくれた「青滝の桜ー金ヶ沢勘太郎伝」。地元久之浜でお披露目公演をしていらい2度目の発表です。高木さんのご実家は久之浜の老舗旅館だったがあの津波で全壊、高木さんはいわきに戻り、地元で町の復興のため尽力していらっしゃる。9月には新作芝居「東からの風が吹くとき」で東京公演、ひさしぶりにお目にかかった際、「金ヶ沢勘太郎伝」のテキストは海に流されたと聞き、これはぜひ、応援の気持ちを込めて語らせてもらった。だが、この伝説は男が主役で「どじょうがふんどしの中に入って来てくすぐったいのなんの、一歩歩いてはうふふ、二歩歩いてはおほほ〜」とどうもやりにくい。だれか男性に語ってもらいたいものです。

29日は「原発を考える戸田市民の会」に呼ばれ戸田市文化会館で講演。テーマは「はだしのゲンを語って27年、今ふるさと福島を語る」ご年配の方がおおく、よく笑ってくれてとってもたのしい1時間半でした。打ち上げに参加したかったが、30日は朝一番で佐賀へ飛ぶので、移動開始、空港周辺のホテルに10時に到着。乗る場所が悪かったのか京急線はひどく混んでいて足袋が汚れて…替えを持ってくるのでした。


November 28, 2013

香織倶楽部発表会

26日
23日は昼間、さいたま市のDV防止フォーラムで講演、国家によるDVをなくさなければ家庭内のDVもなくならない!と訴えた。さいたまアリーナは3.11後双葉町の人たちの避難先となった場所だ。うれしいことに毎月、避難者達のつどいを開いてくれている、こんどぜひ参加して皆さんとお話ししたい!
京浜東北線で御徒町へ移動し、夕方からは年に一度の講談サロン広小路亭発表会!毎回どうなるかハラハラしますが、今回は80人も来てくれて大入り満員。出演者も持ち味を活かし、お客さん大満足でした。急遽出演の織あさんのバナナならぬ「命のたたき売り」の締め、「HKNP」を流行らせたいものです。
「明るい未来をつくるのは、無関心の反対、放っておけない精神でございます。この放っておけない精神の持ち主を(ほおっておけないぱーそん)HKNPと呼び賞賛してまいりましょう。偶然にもNHKと同じアルファベットでしたのでHKNほうっておけないチャンネルをみなさまおひとりおひとりが発信します。そして言葉で勝負でございます。今このときからHKNのアンテナたててまいりましょう!
人間謙虚にHKNP。実る程ほおっておけない覚悟かな。HKNPを笑う者はご臨終のあとに泣く。命は大事に使いましょう!」


November 22, 2013

秘密保護法反対記者会見と検察審査会第2次申立報告会

21日は「秘密保護法に反対するおんなたちの会」の記者会見に参加。落合恵子さんもかけつけてくれた。まったく天下の悪法、「はだしのゲン」の時代に逆戻り。絶対に阻止しなければ。それにしても担当大臣が福島選出の森まさこさん。悲しいね、福島県人が「原発事故の事もテロ防止ということで秘密にされる!と大反対しているのに…。アコギな人選、どこまで福島県人を愚弄するのか!
22日は午後から日比谷図書文化館での検察審査会第2次申立報告会に参加。午前中に福島原発告訴団がバスを連ねて東京地裁へ。先週イベントに来てくれた武藤類子さん、佐藤和良さんたちと再会。熱気あふれた集会となりました。
12月になると講談は「忠臣蔵」。47士は潔く切腹したのだ!原発事件の責任はキッチリとってもらいましょう。23日のサロン発表会に急遽出演することになった織あさん、合間をぬって簡単稽古しましょうということで、となりの喫茶店で2時間も待たせてしまった!その間、みっちり練習できたと言ってくれたけど。ごめんね。驚いた事に外へ出たらマスク姿の公安が20人以上も並んでいて…秘密保護法が通ったらもっと人数が増えたりして?

November 17, 2013

酒匂中学校から消防署、そして「ふくしま支援」のイベント

12日は小田原市の酒匂中学校で「はだしのゲン」やチェルノブイリ事故の話しを入れて講演。寒い日に体育館で直におすわりというのは気の毒でしたが、反応もよく、素直な生徒さんたちで、可愛かった〜。思いやりのある優しい大人になってくださいね。
防火週間ということで13日は立川消防署で「稲むらの火」(これは火をつけまくるお話ですが)14日は西東京消防署で「井戸掘り五平」を入れた講演会。消防署の皆さんは声も大きくきびきび動き、流石でした。これからも市民の安全頼みます!
 
 16日のNPO「ふくしま支援人と文化ネットワーク」のイベント、好評をいただき無事終了。福島原発告訴団の団長武藤類子さんも参加してくれました。横田理事の天草報告、私の「福島の祈りーある母子避難の物語」佐藤和良氏講演、3企画とも有意義と感想を頂きました。私の講談について「暗くなりがちなテーマを見事な話芸で講談の世界に誘い、放射能汚染問題がまだまだ身近なものであり、われわれ、そして未来を担うこどもたちにとって、 緊急の課題であると、やさしく噛み砕いて気づかせてくれました」、見事な話芸はほめすぎですが、私の訴えんとするところが伝わり、大変嬉しいです。「天草保養事業も分かりやすく、子ども達の笑顔が印象的で、今後も継続してほしいと思いました」はい、ぜひ継続すべく頑張ります。「佐藤さんの講演も科学的データと被災者の立場、気持ちのある発言で未来を見据えた支店が印象的でした」和良氏は2度目の登場ですが、これからもまた報告におよびしたい!お運びくださった皆様、ありがとうございました。 

November 11, 2013

ゲンと佐高さんと女性パワーの3日間

8(金)
憲法行脚の会「『はだしのゲン』をなぜ消そうとしたのか」で第一部「はだしのゲン」、二部で「誰に都合が悪いのか」佐高信さんと対談。折しも「はだしのゲン」の時代の「治安維持法」を彷彿とさせる 「特定秘密保護法案」が衆院で審議入り、このままだと通ってしまうという危機感が盛り上がっている時期、FBのお友達や20数年前講演でお世話になった大阪の方も来てくれ、満席近く入ってくれました。一月から「話し方教室」を開催してくれるヘルスウェイの皆様方も大勢で!ありがとうございました。会場のWMCAの二階の韓国料理店、生マッコリが置いてあり打ち上げもご機嫌でした。


9(土)
朝8時過ぎに家を出て、まずは郡山へ。「第8回憲法を活かす県民集会」会場は体育館で、寒い〜。今回は若者のパネルディスカッション。高校生で平和大使の仲野さん。「3.11福島にいただけで被曝者と言われ続ける。原発に関心がなかった大人のせいと恨んだ。今は食べ物を気にしたり外で遊べない現実を伝えるのは私たちしかいないと思っている。一人の「被曝者」として何事にも関心を持っていくのが大事と。子どもたちが腹を決めているのです。会場一杯のシニアのみな様、この子達の為にも、むしろ旗を掲げてデモ行進を!12月16日あの偽りの「終息宣言」の日に!とゲキを飛ばさせてもらいう。これ実現したいです。
体育館を後にして、また新幹線にのり東京へ。昼食は駅で暖かいおそばでもと思ったが時間がなくて冷たい駅弁(涙)なんか添加物が多くて…。星陵会館で「脱原発をめざす女たちの会」二周年集会。あれから2年8ヶ月経ち状況は悪化する一方、しぼむどころか、ここからが正念場と、発言者も参加者も圧倒的に女性が多く、皆とにかく元気、とても力がわいてくるから不思議。「群れる事、繋がる事」弱者にとっての最大の武器。だから分断させたいのよね〜〜。

10(日)
朝7時に出て横須賀市文化会館へ向かう。移動中で体感しなかったが7時半頃茨城県が震源地の結構大きな地震があった。震源地がどんどん関東に向かっているって感じ…。フクイチではもうすぐ4号機の燃料棒取り出し作業が始まる、地震で落としたら、光線量のため作業員が近寄れなくなり、ああ〜。
きょうは「第45回子どもの明日を語る会」三浦半島地区教職員組合さんが中心となり「フラガール物語」を一席。サイン会のとき福島出身の先生方が声をかけてくれる、それだけで懐かしいような、ずっと前からの知り合いのような気がするから不思議だ。退女教の代表の方が福島被災地視察のあとハワイアンズに宿泊したと福島への思いをこめて締めの挨拶。きょうも女性のパワーが一杯の集会でした。