October 12, 2013

アーサー,ビナードさん

真夏のような日差し、10月と言えば袷、この時期に絽の着物をきたのは初めてだ。NPO「ふくしま支援,人と文化ネットワーク」の“福島を語り、詩を読んだり歌を歌ったりしてとことん福島に寄り添う企画”「車座朗読会」の初回満席で無事終了。
 ゲストのアーサー,ビナードさんのお話は深みがあって面白かったです。なにげに使っている日本語のまやかし。例えば「東北」と東北人がいうけど、「東北」ただの方向をしめしているだけ。「九州」は「州」ある。「四国」は「国」がある。明治以降いかに「東北」が軽んじられて来たか!
そういえば、いわきの「経済人」たちが「東京」を「中央」と呼び、「中央との太いパイプ」などと得意げに言っていたっけ。こうして自らが地元を二流扱いしていたのが、権力に従順な福島県人を作り上げてしまったのかも…。
でも、ここまで屈辱を受け続けていたら「忍耐強い東北人」でも切れなきゃおかしいよ。ほったらかしだったこども被災者援護法、まったくの骨抜き。税金だけとられて人間扱いされてないるんだから。さらにまちかまえる消費増税!
明日は佐野で田中正造の葬式、100年目のパレードがある。行きたいが仕事で行けない、残念。12月16日、あの屈辱の収束宣言の日に田中正造のように「むしろ旗」をかかげて百姓一揆だっぺ。自らが立たなきゃ、端は応援できないんだから。
ビナードさん「今、権力者が流布している言葉で絡めとられている。そうではない、自分たちの言葉を探して発していくことだ」まったくその通り。「いざ、言葉で勝負」の私としては合点だ!のお話でした。