August 20, 2013

11(日)みほの幼稚園と「はだしのゲン」閲覧制限!

8月11(日)みほの幼稚園で「はだしのゲン」、猛暑の中、80人近く来てくれました。中には疎開裁判の柳原弁護士もお連れ合いさんといっしょに。柳原さんいわく、園長の安野さんは福島の子供達を自宅に保養に招いてくれたそうだ。嬉しいではないですか。また、きのう、個人レッスンにきてくれ、その後、近所の花火大会にもつきあってくれた織福さんと鷲田さんがTシャツ、本などの販売の手伝いに駆けつけてくれた。皆さん、ありがとう!
17(土)松江市教育委員会が「はだしのゲン」を学校で子どもが自由に閲覧できないようにしていたという報道が。まさか、冗談じゃない。戦争と原爆を力強く訴える希有な作品、本来、まっとうな教育の手本が「はだしのゲン」です。そういえば、私が福島県に出戻っていた10年以上前、教育委員会の指導のもと、「講談はだしのゲン」学校公演が好ましくないとされた。理由は「原爆と原発は発音が似ていて東電に申し訳ない」という自主規制だったとか。「まさか〜」と笑って聞き流していたが、確かに県内の学校公演はなくなった。
こういう人たちが福島の教育委員会…怪談よりも怖い話。松江市民の皆さん、教育委員会の皆さんに伝えて、中沢さんの遺言を。「私たちの悲惨な不幸を踏み台にして、自分たちの人生を幸せに生きてほしい」これこそ教育の原点ではないですかって。


August 07, 2013

1(木)鈴鹿市から6(火)添田町まで

8月1(木)三重県は鈴鹿市で「はだしのゲン」公演。昨年は講演で呼んでもらい、その際ぜひ「肌足のゲン」を聞いてほしいと。早速実現してくださった教職員組合鈴鹿支部の皆さん。ありがとうございました。
2(金)午前中久しぶりに帰宅。午後から埼玉新聞の取材を受ける。中沢さん没して初めての夏、取材が多かった夏、30日に発売の週刊朝日、買う時間も、事務所に取りに行く時間もなく…。ま、そのうち出会うでしょう…。
3(土)きょうの「はだしのゲン」も2度目。高崎のお寺さん。おやおや、開演時間になってもお客様がごくわずか!ご住職さんが「スミマセン、たまたま高崎大花火大会にぶつかってしまい、みなさん、そちらに行ってしまいました」(笑)来てくださった子供さんたちの心に残るよう語らせてもらいました。
4(日)朝8時に高崎のホテルを出て、いわきへ移動。猛暑が続いて結構ばて気味だが、そんなことを行ってる場合ではないのだ。なにせ、検察が福島原発告訴団の告訴状受理して一年目、なんの動きもない。それどころか、全員不起訴になるという噂。「原発事故で死亡者はゼロ?いいえ、ゼロなのは逮捕者です」冗談じゃねえべ〜〜。
会場はいわき市民会館、10年前ここいわき市文化センターで「チェルノブイリの祈り」公演。あの時はよもやこれほどひどい原発事件が起こるとは!団長の武藤類子さん、佐藤和良さんたちと久しぶりに再会。
広瀬隆さん、保田、海渡弁護士、そしてすばらしい歌声の李政美さんの唄。佐藤和良さんの燃え上がるような締めの挨拶。デモ隊は元気よく出発!私も参加したかったし、皆さんとゆっくりお話ししたかった〜〜。が、5日は午前の便で北九州空港へ移動するため、帰宅。異常天候で各地でゲリラ豪雨など大変な事態だが、今のところ無事に移動できている。あと少しで今夏のツアーは終わる、祈るような気持ちで眠りにつく。
5(月)「チェルノブイリの祈り」ができたばかりの10年前、中津の松下竜一さんが声をかけてくれ九州でキャラバンを組んでくれ、作品を作り上げて行った。松下さんのお陰でこの作品は完成したと言っても過言ではない。その時聞いてくれた大分県教組中津支部の皆さんが主催者の教育講演会に呼んでもらう。たしかに見覚えのある皆さんのお顔。500人ぐらいが来てくれ「はだしのゲン」「チェルノブイリの祈り」の抜き読みをいれた講演に聞き入ってくださった。
6(火)県は違えど、40分も走ればもう添田町。人権講演会「はだしのゲンをかたりつづけて」で呼んでもらいました。なんとまあ、田園風景の美しい所でしょうか。川や田んぼには白鷺が舞い遠くの山々の緑、のどかな田畑…、福島県もも自然の美しさでは負けてないよ、でも、もう以前の福島県ではなくなってしまった…。今、もっとも人権を侵され、差別を受けているのは福島県民です、とまず挨拶。怒りが込み上げ、怒りの挨拶になってしまった(笑)68回目のヒロシマの日、中沢さんの話や、はだしのゲン、チェルノブイリの祈りの抜き読み。永年同和問題に取り組んでいる添田町皆さん、泣いてくれ、怒ってくれ、私たちは気持ちがひとつになったような気がしました。