February 24, 2013

「青空放送」とヒロさんと

2月22日、毎週金曜日のテント広場の「青空放送」に出演。この日は福島から原告団がバスで東京へ。同時刻、東京地検前で、東電前で「はやく起訴しろ」と訴えていたその中継を入れながらの放送。事故から2年、まだ検察は東電を家宅捜索していない。だれも責任を取っていない、あり得ないといってもこれが現実。行動あるのみか。私は楢浪江町仮設住宅の皆さんの激励講談会の報告、3月12、15の公演の宣伝など、あっと言う間に終わってしまった。「拝啓関西電力様」の存在を教えてくれた上田さんが来てくれて、"Beautiful Energy"の皆さんを紹介してくれた。毎週金曜日、キャンドルを点して脱原発を祈っている。私も英語ができればな〜。写真は向かって左から、クリス、アレックス、Natsu,Kaori,デイーン,ロヒナ、全部で5カ国!

7時からは紀伊国屋ホールでの「松本ヒロひとり立ち」毎回、切符売り切れ。今回も天才ぶりを発揮、安田好弘弁護士、林ますみさんもネタにして、ますみさん支援講談を語っているのでほんとに感心し、うれしいし。原稿つくって暗記してというのが今までの講談のやり方だったが、日常をネタにする、いいね。ヒロさん、おつかれさま、そしてありがとう!

February 19, 2013

浪江町、仮設住宅の皆さんへの激励講談会

18日
本宮市にある浪江町、仮設住宅の皆さんへの激励講談会。いざ、白沢公民館へ。移動の車の中で案内人の佐藤さんいわく「家の除染をしたら、持って来た砂利が悪いのか、前より高くなってしまった」0,3ぐらいだったのが0,6になってしまったそうだ。除染はまったく無意味だとチェルノブイリが教えてくれているのだが…。その0,6よりずっと高い地域で暮らしている人たちのことを思うと、「避難している自分たちが保証してもらい、福島市や郡山市でもっと線量の高いところで生活している皆さんが避難もできず一円ももらえないのはどうかと思う」と。同感です…。
風が強いせいもあり?公民館あたりで線量は0,5ぐらいあり、ため息が出てしまった。続々と集まってくれ白沢公民館大ホールが満席になるほどの盛況。仮弟子のおりのにとってプロを目指して初めての高座となる。

仮設自治会の会長さんが挨拶で「あと5年、仮設で辛抱する事になってしまい…」と落涙。会長さん初め、仮設の皆さんの先が見えない辛抱の毎日に、私とおりのも思わずほろり。と、司会の方が湿っぽくなってはいけないと思ったのでしょう。声をはりあげ「さあ、お待ちかね、20歳になったばかり、神田香織の一番弟子、本日初デビューを飾る講談会期待の新星、神田おりのさんで〜〜す」と紹介。いや、驚いた。20代とは伝えたが20歳とはいってないし、一番弟子は他にいるし…。サービス精神に満ちあふれたオーバーな表現はさすが明るい浜通り気質!その浜通りの皆さんが事故から2年間先も見えず耐えに耐えて…。
私の演目は福島由来の講談、浅間の噴火で水が出なくなった村、人が去ってしまった村で8年間井戸を掘り続けついに掘り当てて、人々が戻ってくるという井戸掘り五平。厚顔無恥な電力会社、政府、官僚たちに愚直なまでに誠実な青年の爪のあかを飲ませたい!久しぶりに大笑いしたと皆さん、
ほんの一時でも楽しんでいただけて良かった、おりのにとっても記念すべき初高座となりました。

February 18, 2013

いわき育英舎へ

2月17日
午前中にいわき育英舎に行き、施設長の市川さんと夏の保養キャンプについて打ち合わせ。線量は0,14マイクロシーベルトぐらいでそう高くはない。原発から34キロの距離になり、30キロ圏内避難となった事故当時は相当混乱したとのこと。食料がとどかず、仕方なく須賀川へ移動し3月18日から31日まで2週間ほど過ごしたそうだ。須賀川は当時20マイクロあり、低いところから高いところへの避難だったのだが食料がなくてはどうにもならなかったと…。保養キャンプ参加者は1年から6年までの小学生全員の9名と職員2人。
期間は7月中の夏休み。
施設長の希望としては家庭がない子たちなので社会性が育たない。そこで普通の家庭の雰囲気を体験させたい。
子供たちに料理や掃除のお手伝いをさせる。魚に触る(切り身しかしらない)
ペットとのふれあい(寮はペット禁止)お年寄りと一緒に過ごす。あやとり、お手玉?などして遊ぶなどなど。
親の古里がない子たちにとって天草が第2の古里となることを願いつつ、浪江町の仮設住宅にすむ皆さんを激励するため本宮市の白沢公民館へ向かいました。その報告はまた明日!

February 14, 2013

ご詠歌に涙

またまた間が空いてしまった私のブログ…。2月は仕事は少なかったがその分、プライベートではとっても慌ただしかった。慌ただしい毎日、昨夜読んだ野口法蔵さんの「お地蔵さまと心の癒しー大槌町復興地蔵物語」はほんとに心にしみて、賽の河原のこどもを詠ったご詠歌には涙があふれて、久しぶりに大泣きした。そしてすっきりした。こどもを失った親に子供をあきらめさせ再生させる七五調のリズム。仏教の教えをわかりやすく庶民に説いたご詠歌や説教節、もっと聴いてみたいし声にだしてみたい。
 
 さて、遅くなったが、8日、中野区職労に呼ばれ中野区庁舎で講演会。5時で暖房が止まるということでみなさん防寒着を着ながら聞いてくれた。打ち上げでは参加者一人一人が自分たちの仕事の紹介もしてくれた。保育士、調理師、ケースワーカー、生活保護担当などなど。保育園も民間委託化が進んでいて障がい児の受け入れがきびしくなっているとのこと。私の娘たちが園児だったのはかれこれ20年前。あの頃の方がまだましだったのだろうか…。12日に退職金カット反対の集まりがあると言っていたが、私の発声法がやくだっただろうか?時雨さん、お世話様でした〜!


February 04, 2013

節分で厄落とし、今日が新年初日なり

2月4日
昨日の節分で一年の厄を落とし、さあ、2月4日です、九星気学では今日からが新しい年。私には疲労困憊でむかえた正月より、たっぷり休養し、カーテン作りに没頭してむかえた今日の方が気分が新たで、まさに「正月気分」です!
しかし…目がかゆい〜。花粉症対策は早めに、と、先ほど病院からかえったばかり。と、弁護士の柳原さんからお礼のメールが。「集団疎開を求めるデモ」を2月23日の午後、新宿で実施することなったが私はあいにく参加できない、で、メッセージを送った。
「事故から2年目、風化させたい、健康被害を小さく見せたい輩をあざ笑うかのように、目に見えぬ放射能被害は県内初め全国に拡散している。大手マスコミは黙しているがネット上には、福島県民の心疾患や死亡の増加など、また関東各地での子どもの免疫低下など数々の事実が資料とともに発表されている。戸惑い、悩んでいる人々がたくさんいる。さあ、これからが正念場です、一刻も早く、「放射線管理区域」で「管理」させている子どもたちを疎開させましょう。戦時中当たり前だった学童疎開がなぜ今許されないのか、この闇の深さを噛み締めながら。この闘いは後に続く人々のためにもなるのですから。 講談師神田香織」
今年になってから、アベノミクス、景気回復、株価上昇、円安と大手マスコミは連日大騒ぎ、なんのことはない、「うちでの小槌」は放射能被害とともに、重税として、子供たちに押し付けれられるだけ。「いじめ、体罰」が連日ワイドショーを賑わしているが、政府によるこれらの子供たちいじめの方は桁違いだと思うのは私だけでしょうか。