August 04, 2012

公園となった林眞須美宅へ

3日、猛暑の大阪、きょうは仕事がないので、思いたってレンタカーを借りて和歌山市園部の林家跡へ向かう。「死刑弁護人」で安田さんが「現場に足を運ぶとわかるものがある」と言っていた。私もその昔サイパンへいったことで戦争の爪痕に慄然とし、その時の実感「百聞は一見にしかず」だ。
昔の番地はもうないから、結構探すのに手間取った。郵便局へ入って「林家跡へいって犠牲者の冥福を祈りたい」といい、教えてもらう。どうしてか、気をつかってしまう。普通に「あの林家は?」と聞いても良いのだろうが…。
教えてもらったところへ言ってもそれらしい公園はない、ただ草がはえた空き地があるだけ。また、他の場所にいってまた戻って。今度は車をおりて歩いて捜そうと…。その時、はじめに見た空き地に草にうもれるようにしてベンチがあるのに気がついた。映画やネットの写真ではもっとりっぱなベンチだったが…。
どうやら、長いことだれも手入れしてないようだ。すぐとなりが小さな川。今から14年前さかんにマスコミに登場していた川だった。ここに捜査員がはいってどぶさらいしたりしていたっけ…。7日の講演に弾みがついた暑い一日でした。