July 01, 2012

あじさい革命が大きな音!?

 7月1日
きょうの夜大飯原発が再稼働されてしまう。全国から大勢の仲間が大飯に入って抗議行動をしている。その様子を映像で見ながら、今書いている。
 一昨日の官邸前は5時半の段階で、前回の3倍もの人たち、心が躍った、これは大変なことになる!と。「神田香織一門」のオレンジの幟旗が他の旗といっしょに翻る。facebookの友人が声をかけてきた。旗を目印に講談サロンのメンバーも次々顔を出す。他の団体と一緒に行動しているサロンの仲間たちとも会えた。オレンジの法被を来た織福さんもプラカードを持ってほどなく到着。



ヘリコプターが4機も雲一つない空から私たちを撮っている。どのヘリに山本太郎さんが乗っているのだろうか…。盧佳世さんも合流。福島からの女性たちが発言するため、急いでいる。武藤類子さんを見かけるも凄い人並みで声をかけても聞こえない。全国から続々集まり7時過ぎには車道は開放された。
これが革命というものか!身動きができず地下鉄出口で叫んでにいた私たちも、解放された車道に出て、官邸前に迫って行った。前も後も「再稼働辞めろ」の止まることのないシュプレヒコール。
機動隊の車が横一列に並んでいる。もうこれ以上進めないと思ったころ、主催者から終了の声。「野田首相が人間ならこれだけの声を無視できないはず」といって後20分を残し、赤ちゃんから子ども、車いすの方まで参加した市民でもは解散した。帰る道すがらも「原発いらない」の声はやまず。15万人もの人が集まった歴史に残る現場に私もいたのだ!世界中が報道した。あのNHKでさえ早い時間の様子をちらっと。野田首相はこう言って官邸に消えた。「大きな音だね」。国民の血のでるような叫びを、まるで「放屁」のごとく言い捨てた、のだ。
そして、今夜原発は再稼働されてしまう。福島県民を奈落に突き落としたまま。まともな補償もしないまま。避難民から難民にしたまま。県民の絆をずたずたに分断したまま。自殺、離婚率を全国一に押し上げたまま。福島4号機の予備冷却が起動しない危機のまま。原発事故収束も反省もないまま。再び事故の危険に国民をさらす、のだ。やはり野田は人間ではなかった。それでも私たちはめげない。来週も再来週も金曜日は巡って来るのだから。