June 09, 2012

責任取るなら「切腹」してね

8日。
なんと、夕方6時に官邸で野田首相が「国民生活を守るため、大飯原発3、4号機を再稼働すると発表」。大勢の仲間がツイッターで知らせ合って官邸前に向かう緊急事態となった。私も駆けつけたい!が、私がいなくては「チェルノブイリの祈り」公演はできね〜べ…、とマクラで挨拶、杉教組主催、座高円寺での公演は「再稼働反対」の熱気の幕開けとなった。
「事故がおきたら責任を取るというが、それならまず、ほったらかしの福島県人の責任をとってから言え」「私らの税金で、国民に塗炭の苦しみを与える政治家を養うことはもうできない。政治家が私たち国民に牙を剥いた。私たちは生存をかけて彼らと闘わなければ」と随分勇ましい挨拶をし、皆さんに「語勢の発声」を練習してもらいみんなで「再稼働辞めろ〜」と気迫の声を張り上げた。こういう公演も珍しい!?
舞台も客席も気持ちが一つになって大いに盛り上がり、気がついたら30分もしゃべっていた。
マキが入って急ぎ本編に移ったが、次から次へと怒りが込み上げ、呼吸を整えるのが大変。導入のテーマ曲の間、なんども深呼吸して、講談に入り思いのたけをこめた一席となった。
講談終了後、書籍販売のサイン会にため受付に行ったのだががなかなか
お客さんたちが出て来ない。どうしたのかな?打ち上げでそのわけが分かりました。最後の挨拶で杉教組の委員長さんが絶句してしまったのと、お客さんたちがほぼ全員アンケートに記入してたため。このアンケートがまた熱い!こうご期待。

 今回の野田首相の発言、絶望のふちにしがみついて生きてる福島県人の心をどれだけかき乱し、落胆させたことか!「責任を取る」ということは、講談では「切腹」だ。野田さんはもし大飯原発で事故が起きたら、そのお腹を出して、刀を突き立てる気があるのか!一人で切腹するのが寂しいなら、原発担当大臣の細野さんもいっしょにどうでしょう。えっ、ぼくは切腹より接吻がいいってか〜〜。
サッカー、官邸前集合と、客足は今イチだったが、打ち上げは終わりを知らず、最終に飛び乗った私でした。杉教粗のみなさん、ありがとうございました!次は「哀しみの母子像」ね(笑)