March 19, 2012

子育て卒業じゃ〜

18日は午前中、娘の卒業式。朝早く突然「着付して」と起こされた。着付けのこと、なんどメールしても返事なし、もうすっかり自分で美容院の予約をして準備万端かとおもいきや、何もやってなかったのね〜。せめて前夜から言ってくれればとは思いつつ、ここしばらく声すら聞いてなかったので、内心安堵しながらひたすら着付けをさせてもらい送り出し、私も後から大学へ。これでやっと子育てが終わったのだと感慨無量。が「親」はまだまだ続く…嗚呼。
29日までスペース・ゼロにて開催の「3.11あのね。」展、昨日に続き初日の今日も顔を出す。大震災、原発事故から一年が経ち、福島県民が塗炭の苦しみに喘いでいるのに、再稼働するぞと意気込む首相、なぜだ〜、どうしてだ〜、とここしばらく落ち込んでいたが、会場一杯の絵を見て回るうち、目の前がパーと明るくなり、浜通りの海が、魚が、空が、景色が甦って来て、子ども時代にワープしたよう、鬱積した気分を一掃してくれた。ありがとう、子どもたち!!



版画家蟹江杏さんが相馬へ通って子どもたちを指導、ぐんぐん表現力を引き出した相馬の小3の子達の絵画は、豊かな色使い、躍動感にあふれている。津波被災地の子達の作文は原稿の文字がまた味わい深い、細かい字、整った大きい字、薄い字、お母さんを待ち続けている子もいる。今はどんな気持ちだろうか…。5時半からの初日祝いには講談サロンの有志もかけつけてくれた。蟹江さん、「親を亡くしたことを実感し、一年前より元気がない子が増えている。可哀想と思うけど、養子にするわけにもいかないし、…私独身だし」と深刻な中にもユニークな挨拶。24(土)25(日)は午前11時から「こうだんワークショップ・七五調であそぼう」午後からは「手作り絵本ワークショップ」やります。29日まで全労済スペースゼロにてお待ちしてます。http://www.support-fukushima.net/