December 05, 2012

公示日にひとつ重ねて

 4日、衆院選公示日。船橋の三宅雪子候補の出陣式に出るため朝8時に家を出た。雨の朝の埼京線は信号待ちで何度もとまり、遅れ気味。でも30分前に選挙事務所に到着。義理と人情の講釈師として?2年前嵐の中私の出版記念会に駆けつけてくれたお礼のお返しでござんす。出陣式には谷亮子さんはたともこさんがかけつける。
 谷さん、全国で真っ先に応援にくる意気込み。柔ちゃんの可愛いこと、それに比べて三宅候補の雄々しいこと。声は枯れ、まぶたは塞がり、目の下の隈…。まるで瀕死の落ち武者の風情。「おんな落ち武者」の退路を断った演説は胸を打つ。命がけだ。 船橋駅前で遊説。谷さん、はたさん、そして福島の声を代弁する私の語りに急ぎ足の通行人も足を止めてくれる。中には涙ぐむ人も。

 一国の総理が、滑り止めに比例との重複に踏み切った。2000年のあの森喜朗以来だとのこと。三宅雪子は確実に「台風の目」になった。女を上げた雪女。
 そして石原伸晃の杉並には「今はひとり」党の山本太郎が日本未来の党、社民党などの推薦をうけ立候補。こちらは男を上げた太郎冠者。血湧き肉踊る、講談の世界です!!
夕方からは十条と赤羽で宇都宮候補の応援弁士。十条銀座の練り歩き。赤羽駅での遊説をたまたま見ていた講談サロンの織峯さんのつぶやき「寒い夜空の中、着物姿でお疲れさまでした。さすが街宣車に乗り降りするのも、お手のものですね」はい、弱者にやさしい宇都宮さんの為ならどこまでも登ります!

 夜は、娘達が質素ながらもしみじみとした誕生会をしてくれ、寒さを忘れる一日、私はそっと齢を重ねた…。娘からのプレゼント、ありがとね