January 26, 2012

いわきの夜明け市場、草野小学校へ

東京が雪になった23日の内にいわきへ移動。
案の定24日の電車は乱れ高速も一部通行止め。23日夕方いわき駅前のミスタードーナツでは、原発作業員の斡旋か、4人の青っぽい作業服をきた男性たち、一人は細かい金額を言いながら電話をかけまくっている。原発事故の最前線となったいわきの現実。友人の志賀さんが昨年10月に始めた焼き鳥屋「ありがとう」はあっという間に満席。仮設住宅を請け負っている建設会社の人たちも。8時過ぎ、震度5弱の地震に見舞われる。地元の客はすぐに屋外へ出て電話をかけまくり。慣れている。原発は何事もなかったようだが、安心してお酒を飲むことをできないのだな〜いわきは。もっとも今時どこでもそうだが。

24日、午前中は中央台の田中さん宅の線量を測る。目の前がいわき中央公園、日当たりが良く一等地だが0.2あった。公園は0.3。除染対象の公園の窪地には仮設住宅が並んでいる。目の前はいわき光洋高校。この高校に通う孫がいる田中さんの心配は尽きない。
小中学生も参加しての草野小学校での防犯講演会。私が講演している間、スタッフが近所のガソリンスタンドへ。そこにはこんな張り紙が「福島県からの脱出は保護者の務めではありません」という見出し。
「生活の場の移転や日常生活における過剰な移動などによる発生する危険(身体的精神的危険)が、放射線被曝による危険が上回ることがあることを認識してください」なんてことも。保守王国福島とは言え、こと放射能に関してはこれはまずい…。