November 15, 2011

12、13盛り沢山のいわきへ!!

12日夕方、佐藤栄佐久元福島県知事の講演会、テーマは「うつくしま、福島をあきらめない」に参加のため、植田駅へ向かう。明日は好間公民館で仕事だからとてもタイムリー。電発のみならず道州制など多岐にわたるテーマで語ってくれた。3,11以降300社以上の海外メディアが取材に来たが地元福島県の地方紙は一度もこないで、「ル・モンド」紙へのインタビュー記事を紙面で紹介したというのには、唖然…。県民の安全のため、プルサーマル導入に厳しい姿勢で経産省や東電と渡り合って来た、実に理想的な首長だったのに。
愛媛新聞からは3回も取材を受けた。70年代の伊方原発反対で地方自治、民主主義の問題ととらえ学者もがっぷり組んで裁判を闘って来た歴史がそうさせるのだろう。70年代から既に、国、官僚、マスコミが一体となり「原子力帝国」に反対する人を排除する仕組みが出来上がっていた。自分はドンキホーテのようだったと回想。そのドンキホーテは私たちに貴重な資料を残してくれた。日本原子力の宝といわれる、福島県エネルギー政策検討会が2002年12月に発行しました中間とりまとめ「あなたはどう考えますか?日本のエネルギー政策」だ。ネットで読めるからお勧めします。社会人弟子の織鏡さんが12月7日に発表する新作でそのことに触れている、さあ、どんな新作になるか、たのしみ。

13日、好間公民館でなんと朝10時から震災復興in好間「稲むらの火ー浜口梧陵伝」うんうんうなずきながら聞いてくれるから、友達みたい?最後は童話尻取り、五十音など講談ワークショプもサービス。楽しかったです。ポレポレいわきの鈴木さんと福田さんも来てくれて終了後昼食会、市内では復興復旧のいい企画が出ているのだが、それをまとめる力がなく、なにもすすまない状態だそうだ。市会議員や行政は「だって、広いんだもん」そりゃそうだ神奈川県と同じ広さのいわき市なんだから。まずは元の5市単位にして細かく動くこと。分市が困難ならば、市内を良く知る市民派の市長を誕生させ、その下に旧5市を分担する5人の配置する、など勝手連は?盛り上がる。駅前の一等地のビルに7つの大小の映画館、なかにはシンポジウムができるスペースも。3年前にできたポレポレいわき、原発関係の映画を上映し、情報を発信し、不安を持つ母親達の喋り場も企画中。先日東洋館で挨拶したおしどりマコケンさんたちも度々シンポジウムに参加している。
今度いわきへ行く際には、各地のお母さん達を紹介してくれると福田さん、熱く握手を交わして映画館を後にして、東京へ、収穫の多い2日間でした。