November 10, 2011

京都からいわき市へ6,7日

6日はいわき市。アリオスで「吉野せい文学賞」授賞式記念公演。
なんと女性3人が受賞。最年少は17歳の高校生。いわきの女性パワーが発揮?講演終了後には本がたくさん売れて、故郷の人は暖かいです。「ふくしま支援・人と文化ネット」からは薄井さんと郡司さんが参加してくれました。
夜は郡司さんと現地のNPO関係の方たち2人と食事。原発の被害を受けた人たちをターゲットに、いろいろな NPOや弁護士が入ってきている現実について話を聞く。
原発被害の賠償金の申請書をサポートするNPOや弁護士にも、被害者側の立場でサポートする人と東電側に有利になるように仕事する人たちがいるのです。東電はいまだ、誰一人逮捕されず、冬のボーナス200万とか(怒)
実家には原発事故の「健康管理調査」の問診票が届いていて85歳の父は息子にまかせていると、ほとんど関心がない様子。テレビでは「放射能測定値」が流れ…。福島は放射能とともに生かされているのだな〜としみじみ(泣)


7日は、小名浜社会福祉協議会と地元のNPOザ・ピープルが主催の「小名浜地区交流会」。小名浜公民館で地震や津波で被災して借り上げ住宅に住んでいる小名浜のみなさんと交流会。終了後は楢葉町と広野町のみなさんが住む1000件の仮設住宅へ。20キロ圏内の楢葉町民はウッドの家、30キロ圏内の広野町民は普通のプレハブでした。昼はお年寄り達、夕方は子ども達が集う地元NPOがたてたパオが。農作業につかっていたもののリユースだとか。外の明かりが差し込んで暖かい雰囲気でした。
驚いたのは被災者の魚屋さんが仮設住宅に小さなスーパーを開いたこと。ちょうどおいしそうななめた鰈の煮付けが出来上がっていました。なんでも一時間前に予約するとか。少しづつ仮設住宅に生活の匂いが漂い始めていました。