January 30, 2011

雪の中津川へ

中津川は雪との予報。
移動中、タイヤ館やイエローハットをみつけてはチエーンを求めて入るが、どこも売り切れ。不安を抱えながら会場の歌舞伎ホールへ。
なんという立派なホール。地歌舞伎がさかんな中津川ならではの会場だ。ミュージカルでもオペラのときでも客席の提灯はついたままというのも面白い。音響も照明もよく、スタッフも上機嫌。
講談の前に中津川おやこ劇場のお母さん達が「青い空」を合唱。中津川では昔から平和教育に力を入れているということもあってか、こどもさんたちもとても真剣に聞いてくれた。被爆後の語りは怖かったとの感想も。被爆者の想像を絶する体験を、まるで自分のこととして感じてくれて私はうれしい。
雪は降り積もり、駐車場に車を残してホテルへ向かった私たちを、寒い中、いつまでも手をふって見送ってくれた中津川おやこ劇場の皆さん、ありがとうございました!プレゼント、大切にしますね〜。



January 29, 2011

久しぶりの「フラガール物語」

愛知県日進市へ。
日進おやこ劇場の例会で久しぶりの「フラガール物語」、会場はいこまい館、「いこまい」というのは方言で「行こう」と言う意味。いわきでは「行くべ」「帰っぺ」など方言や、ハワイアンセンターができた40数年前の生活など、マクラで話して本編へ。久しぶりなのであのいわき弁の啖呵が近づくとドキドキ!なんとか流暢に訛れてホッとする。
最後の挨拶の青年が「この年で泣いてしまって…」と。嬉しいじゃないですか。2月11日のワークショップ交流会でまた再会できるのをたのしみに。日進おやこ劇場のみなさん、ありがとうございました!入浴剤のプレゼント、ゆっくり楽しませてもらいますね。

January 26, 2011

やより賞記念公演

「やより賞記念公演哀しみの母子像」無事おわりました。久しぶりの門仲天井ホール、お客さんの数にあわせてパイプ椅子を出す。サロンの人たちが手伝ってくれた。
まずは鏡さんの「ガマの油炸裂」何度聞いても毎回アレンジして違う終わり方だから聞いててたのしいのなんの、前のお客さんがそろばんの暗算の手つきでしばらくついてきたとか(笑)やより賞選考委員の池田理恵子さんは知性たっぷり、テンポ良く松井やよりさんについて、賞について話してくれた。
そして米軍ジェット機平和資料館の斎藤さんは29回目の和枝さんの命日ということで、当日の思い出を中心に、秘話を披露してくれた。被害者が被害者でなくなることを防衛庁はきらったのだろうか、完治しつつある和枝さんは、防衛施設庁の職員が監視する病院で精神病とされ、死に追いやられて行ったとの話だった。
和枝さんが生きている限り、日米安保条約の妨げになるとの解釈か。なんというむごさ!それなら、激痛の治療に4年間もたえ、この世の地獄を味わわせないうちに、子どもたちとともに死なせてやってほしかった!沖縄の宮森小学校に墜落し、市民と子ども達11人を殺した事故もそうだ。問題なのは「米軍基地」であり、安保、はやく見直さなければ!次の悲劇を生む前に。怒りを新たの語らせてもらった。
それにしても打ち上げのちゃんこや、あいかわらず良い味でした!


January 24, 2011

楽太郎から円楽へ

「六代目円楽襲名記念公演」に。
マクラで師匠が「もう、小沢さんの報道はうんざり。政治にお金はつきもの、小沢さん、表に出したお金で選挙資金を配ったりしたんでしょ」とさりげなく。私をふくめこれが国民の意見。なのに、ああ、大手新聞は性懲りもなく…情けない。
一席目は近所つきあいが当たり前になった子どもの頃の話を振り返りつつ今の社会をさりげなく嘆く座談。2席目は「浜野のりゆき」を。笑いを入れてテンポ良く語っていたが、やはり先代の得意ネタだから、ところどころで比較をしてしまった。自分でも言っていた「楽ちゃん、楽ちゃんといわれ、楽に行こうと思ったが、こういうことに」本来襲名は歌舞伎ならではのもの、落語家や講談師はそのままでいいのでは。
ゲストに津軽三味線「あべや」民謡もあり、楽しませてもらった。
こういうところに彼のセンスの良さがあるのかも。

January 22, 2011

講談サロンチャンネル誕生

午後4時集合で「講談サロン香織倶楽部チャンネル」初放送。
いつもの稽古場香喋庵に有志が集合して、「今年の目標」などについて一時間話した。たった6畳の板の間がスタジオに変身。それにしてもすごい世の中になったものです。こうして、目的があれば、お金をかけないで発信できる。
テレビがつまらなくなってきたのと時を同じくして、おもしろい中継がユーチューブやニコニコ動画で見ることができなんて。後は視聴者が増えるように中身で勝負だ。

 思い起こせば今から30年前、ビデオカメラが出始めたころ、新しいもの好きの私の師匠山陽は、早速購入、三脚をたて、稽古を録画、その後、映像をみながら、指導してくれたことがありました。
時代は変わっても、「文明の利器」を次々取り入れる、この好奇心は大切なのだ。山陽師匠をみならって、今後、神田香織の対談番組「神田香織 古典講談解説」(古典講談の魅力を現代的に解説)あるいは「講談教室 初級編」話し方教室など、講談サロンのみなさんとたのしく企画を立ててみよう!