November 02, 2010

やよりジャーナリスト賞特別賞!

この度、女性人権活動奨励賞(やより賞)のやよりジャーナリスト賞特別賞(大衆普及)を受賞致しました。
これもひとえに長年ご声援下さっているお客様のお陰と心よりお礼申し上げます。
「歴史と伝統の芸能の世界で創作講談を通じ社会問題を意欲的に取り上げて永年活動して来た」ことと「男性中心の力がまだ根強い芸能の世界で踏ん張っておられる姿勢を支援したい」とのことで、嬉しい限りです。

 私としては、近年「ビリー・ホリデー物語」や「哀しみの母子像」など、過酷な境遇の中、懸命に生きようとする女性を主人公にした新作講談が「女性・人権」を考える上で適していたこと。そして多くの方々の想像力に訴えて来たことを認めていただけたのかな、と自負しております。

 悲しい講談を作る時はこちらまで悲しくなり、落ち込んでしまう時が度々あります。が、これからはこの賞が「落ち込んでいる場合じゃないでしょ」と背中を押してくれるような気がしております。
「はだしのゲン」から24年、これからも弱者の立場に寄り添う新作講談を創作すると同時に、講談協会の一員として大衆話芸「講談」の魅力を知っていただく為、精進して参ります。どうぞ、これからも応援のほど、よろしくお願い申し上げ、受賞の挨拶にかえさせていただきます。