July 29, 2010

「憲法寄席3周年記念」

28日「憲法寄席3周年記念」中野芸能劇場での2回公演は暑い中昼夜とも大勢来てくれた。書き下ろしの芝居も35分という時間の中でよくまとまっていたし、織丸さんの「鋳掛け松」も格差社会にたいする憤りがよく表現されていた。
「哀しみの母子像」はお客さんたちのすすり泣きとともに会場は一体感に包まれた。終了後はここ数日間の睡眠不足、疲れがどっと出て、帰路の眠かった事(笑)
友人からのメールをご紹介。「昨日はお疲れ様でした。帰り際に賛辞を伝えて、と思いながら何も言えませんでした。入魂の語りには常識的な褒め言葉も空虚だ・・・と(笑)胸に迫るものがありました。いかにも見てきたような嘘をいう講談話(でもないのかな?)と違って真実の話はなんとも重い。
確かに哀しく切ない話の極致なのですが、照明と音の効果、ストーリーのつなぎ等、構成・演出もよく考えられていると感じました。
生意気ながら、神田さんの話術によるところは当然ですが、あの救いようのない話を見事な現代の講談に仕上げていると思います。心動かされました。いいものを聴かせてもらってありがとう」


写真はお客さんで来てくれた「死んどるヒマはない」の益永スミコさんと。

July 19, 2010

親子劇場初お目見え「フラガール物語」

19日近阪8劇場合同例会で「フラガール物語」2回公演。みなさん、ムームや髪飾りでハワイっぽさを演出、ロビーや受付がとっても華やかなでした。
三重県から、うりんこ講談教室に参加してくれた田中さんがご夫妻で来てくれてなつかしい再会。
2回目の挨拶で話の中に出てくる講談の言い回しやいわき弁の特徴を解説。「虚と見せては実とかわり〜」は戦う様子とか、「でれすけ」は「ばかもの」。これはよかった、もっと前からやるんだった(笑)「フラガール物語」はおやこ劇場ではじめての公演。17日の「はだしのゲン」公演とあわせて、劇場のみなさん、ありがとうございました!


July 18, 2010

「和歌山カレー事件、ただいま再審請求中!」

18日たまたまの空き日に、まるでセッティングしたかのような集会が市内で開催。「和歌山カレー事件、ただいま再審請求中!」に急遽参加して挨拶をさせてもらう。ますみさんと面会した時の印象など、みなさん、笑いながら聞いてくれて、最後に「シルエットロマンスを聞きながら」を音楽をバックにながして朗読。
10年前、母ますみさんのお誕生日に、4人の子どもたちがラジオ番組でお祝いにリクエストした曲。ラジオを聞いた時のますみさんの気持ち。涙ぐんでいる人もいた。この家族は歌が大好きで、獄中にいる母との手紙のやり取りには必ずといっていいほど、歌が紹介されている。歌が絆の林家。証拠も動機もないこの事件。はやく再審を開始して真実を明らかにでしてほしい。


July 17, 2010

梅雨明けの大阪で

17日ちょうど梅雨明けでからっとした夏日、なにわっこ劇場合同例会で「はだしのゲン」公演。つい10日前の企画会議で交流した皆さんと再会。10数年前に呼んでくれた皆さんだがまた声をかけてくれてほんとに嬉しい。中学3年の彩香ちゃんが書いてくれた感想がさっそくメールで届いた。
「原爆が落ちた時の場面は怖すぎて目を伏せて震えてました。ホンマに現実やっていうのは信じられません。世界にはいっぱい核兵器があるけど、こんなにおそろしいもんやったら、絶対なくなってほしいです。そのためには「はだしのゲン」を日本だけでなく世界中の人に知ってもらいたいです。〜」そのとおりだね、彩香ちゃん、海外公演を本気で考えようと思うかな。



これから大阪へ

15日の日本橋亭はいつもよりお客さんが少なかった。内容は若手が新作が多く、馬琴先生が曽我物語。馬琴先生は御年76になられる。若手のみんな、動員もがんばろうね。
蒸し暑かった昨日は下のむすめと娘のスーツを買いに。8月には保育士の試験がある。そろそろ就活か〜。最近部屋で紙芝居を読んでいるけど滑舌がいまいち(笑)本人から頼まれないうちは口を出さないでおこうと思う。
夕方はサロンのメンバーの個人レッスン。すごく熱心で覚えて来た4つのネタを次々聞かせてくれた。「義士伝」「青葉の笛」など上達していたけど、「鉢の木」はまず耳を鍛える事から。これをこなすと大抵の演目が楽になる。「日比谷大門」さん、がんばってね。
きょうはこれから大阪3日間。暑さとゲリラ豪雨に気をつけなければ。
それにしても連日の豪雨の被害報道には胸が痛む。可児市や山陽小野田市など仕事で呼んでもらった地名が出るとなおさら心配だ。被災地のみなさん、一日もはやい復興を。