June 29, 2009

いわきの友人かおるさん

いわきの友人かおるさんは、4年前から陶芸をはじめていた。家には花瓶、つぼ、茶碗等、なかなか完成度が高い。
駐車場には競技用の自転車が。3年前からトライアスロンをはじめたそうだ。私がきょう遊びに行かなければトライアスロンに参加の予定だったとか。
かおるさんとはじめてあったのは15年前、その頃の彼女といえば夫の暴言に怯えて台所のすみに控えている、化粧っけもなく、髪も一つに縛り、おどおどしている姿しか印象にない。
その夫が亡くなって8年。
彼女は毎日のようにジムに通いはじめた。そのせいばかりではないだろうが…。
まるで彼女のまわりだけ時間が逆回りしているように若返ってキレイになっている。髪もかたちよくカットされていて、背筋ものびて立ち姿のきれいなこと。私を悩ませている腰痛もまったくないという。…彼女には特別な能力が備わっているとしか、思えない。
「もう、男の人と暮らす気にはなれないの。すきなことをしていきていくんだ」という彼女。かおるさん69歳。いわきに行くとなぜか逢いたくなる友人だ。