February 27, 2009

袴田巌死刑囚の今」

袴田巌死刑囚の今」という院内集会に参加した。元裁判官の熊本さんの発言にはこちらももらい泣きしてしまった。
「袴田君に対して心ならずも判決を書いたのは29歳のとき。巌君は72歳になろうとしている。時間の経過が、なんと早くて…長いんでしょうか。昨年アムネスティの招待でアメリカへ行った。日本のお粗末さを痛感。私たちは真面目に税金を払っている。日本は本当に民主主義なのだろうか。いのちの続く限りがんばる。何か方法がある筈だと毎日考えたりつぶやいたりしている」
嗚咽をこらえながらの発言。司法に携わる人のあるべき姿をみたような気がした。熊本さんは面会を求めても拘置所の所長の考えて許されないという。袴田さんは精神疾患状態だそうだが、拘置所がどういう処置をしているか分らない。外部医者に見てもらうことも出来ないという。これらの人権侵害、なんとかならないのだろうか。私たちも何か方法がある筈だと毎日考えるしかない。